抜けないのよ。
本当に抜けない。
帰国してもう1年経ったというのに、抜けない「習慣」というものがある。
それは、
「うあぁ、アメリカ、コレエエやん!」
で意欲的にコピーしたものではなくて
「なんやねん、アメリカ。ちょっと頭使って気ぃ遣ってちゃんとせんかーーーい」
となかなか自分の中で定着しなかったのをなんとか入れ込んだ習慣
この厄介パターンが抜けないのだ。
その抜けない厄介パターンとは、部屋の電気のタッチスイッチである。
例えば、リビングの入口のドア横にスイッチがあるとして
右にある廊下のスイッチを右上に、この位置から左にあるものは左側に
てな感じで、距離的、心理的な思考なんかが加味されてポジショニングされていると思うのだ。
ところが、これアメリカに行くと
担当者の思い付きスイッチ
みたいなことになってまうから、厄介なのだ。
右っかわの廊下の電気をつけたいから、スイッチの右を押したって、あさっての方向のライトが「およびですか?」と、ポッとつくのだ。
呼んでへーーーーん!!
と、予想をはるかに超えすぎたところが点灯するので、そう簡単には覚えられない。
なので朝起きて、お弁当作ろうと電気を押す時は、
「あっ、ちゃうわ」
「あっ、これもちゃうわ」
「あっ、こっちか」
と毎回無観客、ミニ光のショーコント開催となるのだ。
もっと言うと、スイッチの位置かておかしいことも多々あった。
ダイニング横のランドリー部屋なんか、そこから抜けてガレージにつながっている造りだったのだが、電気のスイッチはなんと、ガレージ側にしかないという。
なので、ダイニング側から入ると、わざわざガレージ横の扉の所まで行って、スイッチオンにして洗濯機の前に戻ってくるという
初めてのDIY大失敗ハウス
みたいになっていたのだ。
そんなおもしろライトハウスで、
“スイッチが左下、でもつくのは右の廊下”
なんて時は、
「右の廊下に向かって右手で指さすと、残りの左手で押しやすい所のスイッチは左下」
みたいな、無理やりに自分の中で「こじつけ」なるものを作って、カラダにしみ込ませるように努力したのだ。
こうやって必死に埋め込んだ結果、機能的につくられている日本の、お風呂と洗面所の電気を2択だというのに100%きっちり間違えるということに。
さ、手ぇ洗お~、ポチっ
でお風呂にぼわ~んとムーディなオレンジのライトが灯る。
これが毎回となると悔しぃなってきて、つけなおすんも癪(しゃく)やな、いうて、そのぼわ~んとしたムーディライトで手を洗いきったるわ、という小さな闘いを繰り広げているのだ。
気ぃ合わんわ、アンタ
から始まったアメリカのスイッチ、いつの間にか染みついて離れない・・・
そうそれは
初対面は最悪でした・・・から始まる恋愛のようで
この機能的ライトの日本方式に慣れた頃
我が家はまた次の国へと引っ越すのかもしれない。
おまけシリーズ
ライトといえば、白人と我らアジア人では見え方が違うことご存知でしたか?まぁ読んでみてくだせぇ。
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今日もお読みいただきありがとうございました
Boi



