タイに住んでいる時は、一応屋根と壁とドアは付いているが、あちこちスキマで虫入り放題。東南アジアらしく鮮やかな色の虫や、フォーメーションを組んで卵を産む虫、ひとかけらのパンくずをも見逃さずたかるアリに苦しんだ。

 

アメリカはタイほどではなかろうと期待して住み始めると、一見美しく見える台所も床との境にはスキマがあり、アリが全力で這い上がってくるという

 

先進国でもアリと同居すんのか

と驚いたのを覚えている。

 

こんな虫たちとの闘いも日本に帰れば、きれいになくなると思っていた。なんせ、気密性が高すぎて問題が起きるというくらい、日本の家の直線は広辞苑に載っている意味通りに直線だし、モノが正確に作られているから、虫が入ってくる余地などどこにもないと信じていたからである。

 

ところがだ。秋がやってきて、そんな虫のいない生活を期待していた我が家をあざ笑うかのように全力で立ち向かってくるヤツがいたのだ。

 

その名も、カメムシ、通称「へこきムシ」

 

まさかの2作連続の「屁」

 

この虫は超田舎育ちのワタシには馴染みのある虫で、カメムシが大量発生する年は大雪だ、などと言われる虫だが、その虫は茶色だったハズなのに、目の前にいるのは鮮やかなグリーン。

おい~、えらいシャレとんなぁ

と2019-20AW新コレクションを牽引するかのような奇抜グリーンに目を奪われたのだが、これは地域差があるらしく、茶色いのんは、おもに山間部に生息と判明。せや、ワタシの実家、山ん中でしたわ。

 

このグリーンのシティ派おカメが飛んでくるのは、共有部分の廊下とベランダ。よって洗濯物を取り入れる時は、ブンブン振り回して、おカメが付いていないことを確認してカゴに入れるのだ。

 

部屋の中でその洗濯物をたたんで積んでいってると、うわぁ、おカメおるがな~と驚いた手があたって、積み上げた洗濯ものぶっ壊して、ほな飛んできたおカメが着ている服にピタっと止まって、ぎゃ~いうて払い飛ばした後、まだ服におったらイヤやと、身に着けてたものを取っ払って・・・ オカン、上半身下着姿。

ナニをしとんねん

 

その後、怯えていては何も始まらない、と冷静になったならば、捨てようと思っていた広告を近づけておカメを誘導。紙にのったなら外へ放り出すという確実にしかし穏便に事を運ぶという戦法で立ち向かうのだ。

 

ニッポンの家。スキマはなくなったけど、気が付けば、あの歌詞通りの生活と共に、別のスキマがやってきた。

 

それでは聞いていただきましょう

「全力少年」

歌ってくださる方はこの方々

 

スキマスイッチ

 

 

 

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