週末の昼下がり、赤信号で止まっていると横の車線に、どや、オレのすごいやろ、と言わんばかりのアメ車が止まり、半分オープンになったそこには、カ~スガッと聞こえてきそうなぺっとりとオールバックにしたおじさんが運転席に座っていたのである。

 

その車というのが、Trans Amと言って、ドラマ ナイトライダーで喋る車で登場しファンの多い車なのだが、さすが、昔のアメ車らしく、デカい。

ボンネットにちゃぶ台おけるなぁ

くらい先端が長く、ライトのところも少し中に入り込んでいて、細部にこだわりが散りばめられている、そんな1970年代あたりの車だったのだ。

 

その運転席に座るおじさんのシャツの襟は、少し大振りのしかし非常に先端の尖った、これまた決して今ではない、という服を着て、つまり、おじさんの髪型も服装もその車が販売されていた年代にあわせてくるという

世界観のトータルコーディネート

 

を堂々とやってのけ、砂漠の交差点で、自分の隣りが急にキッスは目にして~by ザ・ヴィーナスの世界となったのである。

 

信号が青になり、彼は直進、ワタシは左折し、2019年に戻ったのである。

 

アメリカは、本当に男性陣の趣味に対するこだわりとパワーが違い、それにうらやましいと思えるほど没頭できる時間を持っている。同じ80年を生きるのであれば、これくらい楽しみたいよな、と思うのである。

 

友人のご主人は、コーヒーが趣味である。南米の豆を取り寄せ、自分で飲む分だけの豆を、これまたロースターでローストし、ベストと思う秒数で豆を挽き、イタリア製のマシーンでコーヒーを淹れるのである。

 

先日、そのご主人がコーヒーを淹れてくれるとあり、おじゃましてきたのである。

 

ガレージの一か所に作られたコーヒーステーションで

こうやってローストするのである。

 

ローストした豆は24時間、置いてから飲むのが良いらしい。

そして豆のグラインダーとマシーンは別で、

こだわりの秒数で豆を挽き、いれてくれたコーヒーを、これまたこだわりのウィーンで買ってきたカップに入れて

 

頂いただいたのである。

そらもう、特別の1杯でアロマだらけ。いっつも家で飲んでんのは、ありゃ、茶色い湯やな

と思うくらい、全然香りが違い、味がしっかりあるのだ。

 

2杯目はカプチーノで

前日から、ベストのミルクフォームを作るんだと練習してくれていたというではないか。しかもカプチーノはこっちのカップで、とカップを変えるという。

 

日本の働き方改革が、毎朝のぎゅうぎゅう詰めの通勤電車に乗り、ワンコインで昼を済ませ、フラフラになって終電で帰ってくるサラリーマンの日々を変え、平日の夜でさえも明日の事を考えてすぐ寝るのではなく、人間らしく楽しめる時間が持てる趣味リーマンになれる日が来たらエエのになぁ、そんなことを思いながら、カプチーノを頂いたのでありました。

 

 

 

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