あなたは待てますか?

 

ガラスコップが欲しかった。

商品が売られているのは東海岸ニュージャージーのみ。購入ボタンをポチっと押したのは3月9日のことであった。

 

3月11日夜、商品がニュージャージーの配送業者のところに到着した。オーダーして配送準備に2日かかるのは、アメリカでは早い方である。今回は優秀そうだな、と届いた追跡番号で商品がどこにいるかを毎日確認することにしたのである。

 

ニュージャージーを出たワタシのコップは

ペンシルベニア、インディアナ、オクラホマ、と順調に西に向けて運ばれ、3月14日、商品はいよいよニューメキシコまでやってきた。

 

よし、後はアリゾナ州またはユタ州を通ってネバダ州へ入り、我が家へ配達されるだけだなと、翌日確認すると、ワタシのコップ、まさかのカリフォルニア州に

アカン、ネバダ通り過ぎたー!!

 

ワタシは普通の配送料金しか支払っていない。おそらくエクスプレス便を選択していれば、ニューメキシコから直接ネバダへ上がって来てくれたのだろうが、そんなことしたら、配送に30ドルほど請求され、時には商品代金を上回ってしまうことにもなるのだ。

 

超エコノミー便のワタシのコップは、より配送数の多いルートに混ぜて運ぶというよりも「流れていく」という、それはまるで

安いが脅威の数のトランジット

と同じ戦法をとられてしまうことになったのだ。

 

その後、ワタシのコップは、カリフォルニア州からネバダへ直に入るのではなく、カリフォルニア州内で北上し、サクラメントへとやってきた。そう、我が家が日本食材を買いに峠を2時間かけて超えていくあの場所である。

 

よし、だいぶ遠回りしたものの、これで明日には配達だ、と思ったところで、やってきたのは週末。わがコップ、サクラメントで1ミリも動くことなく2泊・・・。

 

そして週が明け、届いたお知らせが、なんと、サクラメントからより安くお届けできる業者替えをするという内容。ワタシのコップは郵便局に託されたのである。しかも、その業者替えだけに月曜日という1日を使ったのだ。

生粋のお嬢様、初めての社会勉強

みたいなペース。執事、しっかりせぇ、である。

 

こうして、オーダーしたコップが我が家に到着したのは3月19日の夕方。オーダーしてから実に10日も経過していたのである。しかも、こんな感じで到着・・・

割れもんやっちゅうねん!!!

 

 

そして思う。日本での働き方改革が成功するには、結果消費者である自分自身が今の便利すぎる世の中を少し諦めないといけない、そして、どうしても便利が欲しいなら、そのためのお金を払いなさい、ということになるんだなと。

 

そう考えると、ポチっとしてから10日は待てるカラダにしてくれたアメリカで、ワタシは、こっそり働き方改革に馴染めるように訓練していたことになるのではないのか・・・。

 

 

嗚呼、ありがとう、アメリカ。

 

 

と箱を開けると・・・

まさかの展開が待っていたのでありました。

続きはまた明日・・・。

 

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