我が家にニッポンがやってきた。

 

旦那の知り合いに寝耳に水的「ほんかいな辞令」が出てしまい帰国した。いるものだけ持って帰り、いらないものは処分しといてあげる、という約束をしたようで、掃除の手伝いに一緒に行くと、ホンマにいらんのか!?というニッポンがそこにあったのだ。それは、TOTOのウォシュレット。

 

海外に住めば、四十五のワタシですら、台所下の詰まった「し」のカタチのパイプも外して直して元通り、にできるようになるのだから旦那にとってウォシュレットを外すことくらい屁でもないこと。

 

さささと取り外されたウィシュレットのあちこちを99%菌殺せんねん、という100%と言わないあたりに時代を感じるウェットティッシュで入念に掃除し、在米7年目にして、初めて我が家にウォシュレットがついたのである。

 

そっと座ってみる。

ふわり包み込むぬくもり。そしてそれ以上に驚いたのが、0の字の便座。0の中の空洞がアメリカの便座に比べて小さく、その分、便座の0の字自体の幅が広く取られているので、しっかりと太ももをお尻をより内側までホールドしてくれているのだ。このもてなし、まるで

ウェルカムドリンク

いや、フルーツでもよかろう。

 

マドンナはわざわざ日本までウォシュレットに会いに来たが、我々は棚ぼた方式でウォシュレットの方から会いに来てくれた。

 

ただ一つ。

ウォシュレット文化がどうしてなかなか浸透しないアメリカ。その一つの理由としてよくあげられるアレが我が家でも起きた。それは、

 

便器横にコンセントなし

 

したがって

あんな向こうのコンセントから

必死の電源確保

 

こうして、砂漠の中にたたずむ我が家のトイレにニッポンの風が吹いたのでありました。

 

 

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