突然の悪寒と高熱で学校を早退し、病院へ向かう事になったムスコのガル男。

 

運よく病院は空いていて、待合室には2人のみ。これはラッキーと待っていると、ガル男、ブルブル震えて、寒さがどんどん増している様子。

 

たとえマイナスの気温でもジャケットを羽織らず学校に行くのが格好いい、という到底理解できない男の美学はこの辺の年代から始まるのか、という女性からみるとクソみたいなこだわりを持っているため、チノパンにパーカー姿のムスコは暖を取るものがない。しょうがないので、オカンが首に巻いていたラビット―ファーのマフラーをガル男に巻く。

 

待つこと5分ほどで名前がよばれ、首回りだけおねぇみたいな姿のムスコがバイタルチェックをうける。

 

すこし待つと、これ以上の艶はない、というくらい最高の毛質といったしかも真っ白の髪のおじいちゃん医師が現れた。症状を聞き、「はは、間違いない、インフルエンザやな」とひと言。そこで、ワタシは、フルーテストを受けさせてほしいと伝えたのだが、発音が悪いのか聞き返される。しかし、フルーテストに難しい発音はなく、それでも発音に気を付けながらフルーテストと言ったのだが、へ?と聞き返される。

フルーテスト

へ?

フルーテスト

へ?

 

コール&レスポンスか

 

みたいな不毛なやり取りを続ける。おじいちゃん、耳遠いな、と思いなかなかの大きい声で言うと、「あ~、はいはい、フルーテストね、やんの?」と返ってきた。

 

やんの?ってなんやねん、と思いながら、お願いすると、おじいちゃん医師が「ほやけど、あのテスト、クソやで」と言うのだ。「誰がやったって、60%は陰性ってだしやがる、そんなクソテストやんの?」と。「テストのタイミングが早くて陰性って出るってことですかね~」なんてことを言うと、「ちゃう、クソテストやからや」と。

頑固じじぃのクソ推し暴走

 

「どうする?」と聞かれたので、「でも一応、うけます、そのクソテスト」と答えておいた。

 

15分ほど待つと、医師が部屋に入って来て、「言うた通り、陰性や、な。でも間違いない、インフルエンザやから、タミフルだしとくな」と。「錠剤が苦手なので、吸い込むタイプのリレンザとか・・・」と言うと、「ホンマか、錠剤に油塗ったらつるんと落ちるで」と。ゼリー、プリン、ヨーグルトとともに錠剤をのみ込むってのはよく聞くが、油塗るて、先生が子供の頃のスタンダードだったのか、先生がやや野性味が強いのか、おばあちゃんの知恵袋は目から鱗だが、おじいちゃんの知恵袋は大したもん入ってねぇんじゃねぇかと思わされる次第。

 

「そして先生が言う、ちょっと値段高なるけど、液体のタミフルあるから、それ出しとくわな」と。

あんのかい

と油ぬり作戦はボツとなったのである。

 

 

「ドクターノートいるか?」

と学校を休むための診断書が必要かきかれたので、そこは、気が利くやいかと、感心しながらお願いした。そして、「ほい、ほなコレ診断書な」とわたされた診断書の先生のサイン

1歳はじめてのお絵かきかっ

 

 

 

こうして、ガル男、しばらく床に伏すのでありました。

 

 

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