この夏、ネバダへ引っ越して、ムスコのガル男が転校した中学には、時を同じくてして転勤してきた先生がいた。
それが、ガル男の吹奏楽の先生である。
この学校が以前と違うところは、選択科目の中に吹奏楽やオーケストラがあり、月金で毎日1コマ授業がある。クラブ活動ではなく、授業の一つなのだ。
去年までは、ガル男が通う中学は、吹奏楽に事のほか力を入れておらず、よって昨年から引き続き吹奏楽を選択している8年生の生徒が500名中10数名という奇跡的な数字をたたき出すほどの、不人気授業だった。
そこへワタシ、何個も楽器吹けますねん、やる気満々ですねん、という先生が転勤してきたおかげで、我が家にあることが起きたのである。
一昨日、選抜チームの合同練習を終えて迎えに行った時のこと。ガル男の学校の吹奏楽の先生もヘルプに来ていたので、挨拶をした。すると、先生が、「あっ、そうそう」と話し始めたのである。
「ガル男をね、オールステイトの選抜バンドにノミネートしといたのよね」と。オールステイト・・・
頭をよぎる、オール阪神・巨人。いや絶対ちゃうし。
先生が続ける
「ネバダ州全中学の中で、選抜チームに入っている子で、最大10名を各学校からの推薦者としてノミネートできるのよ」
はい。
「合格率をあげるために、サックスとオーボエの両方でノミネートしといたのよね」
はい。
「でね」
はい・・・
「ガル男、合格しちゃった。しかもサックスで」
はい?
なんと、ガル男、ネバダ州の全中学から選ばれた子たちで構成される州の選抜チームに入っちまったという。
ズコーっと倒れたついでに由美かおるやで、ホンマに
「でね、4月にそのコンサートがネバダ大学のホールであるのよ」と続ける先生。
あぁ、ネバダ大学。この間、領事出張サービスで、坂の上に取り残されかけた、あの大学ね、と思っていると、先生、付け加える。
「ラスベガスの」
ラ・ラ・ラスベガス~!?
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衝撃すごすぎて、目ぇチカチカする。先生も、挨拶のついでに始めるトーク内容とちゃうで、コレ。