パイロットもキャビンアテンダントも揃い、やっと搭乗が完了し、飛行機が滑走路へ向かうため、バックをし始めた。


少しバックをしたのち、飛行機が止まった。


ここから前進するものと思っていたのだが、まったく動かないまま5分が経過。


機内放送が入った。


「え~・・・」


もう完全にイヤな予感しかしない。


「現在、シカゴオヘア空港付近の天候が非常に悪く、現在着陸許可がおりていません。情報が入り次第、随時お知らせしますので、このままでしばらくお待ちください」と。


また、待たされんのか・・・

と思いつつ、頭の中いろいろな「もしもシリーズ」がよぎる。

もし、フライトがキャンセルになったら。


子供二人連れてどこ泊まりますのん?

フライトのチケット取り直し、3名分同じ便って、この年末に簡単に見つかりますのんか?

たとえ飛んだとして、やっぱりシカゴに降りられへんとなって、別の州のえらいローカルな空港に着陸したら、どないしますの・・・。そんなとこホテル、いっぱいおますか?


悶々と考えをめぐらし・・・


すると放送が入る。


「現在、シカゴは雨、雪、雹、と奇妙な天気とのこと。現時点から、2時間45分先の着陸には許可がおりましたが、この便には適応されず、まだ離陸することはできません。」と。


「飛んだものの着陸許可が下りなかった場合の別の着陸場所の確保や、このフライトのキャンセルも含め、すべての可能性を今、会社側が検討しておりますので、今しばらくお待ちください」


と言った、と思う。


と思う?


そりゃ、そうや。

パイロットの張らない声でヘッドセットかトランシーバーみたいなモンかしらんケド、それで発した英語を100%完全に聞き取れているかなど、なぜ自信がもてようか。


そんなときに役に立つのが、この3年をシカゴの現地校で過ごしてきた、娘、息子の通訳二人だ。


「ママの解釈であってる?」と娘を見ると

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ね、寝てる・・・


息子は?

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おい・・・・

オマエら、起きろー!!


今、いっちゃん大事な時。オカンと一緒に英語聞いてくれよ~。


こうして、約1時間、滑走路に進むことなく待たされ、一本の放送が入った。

その時のパイロットの声の感じから、訳させていただくと


飛んでエエってよ~!!


機内、大盛り上がり。

イェ~イとかゆっちゃう。


こうして、やっと、3時間遅れで、サンフランシスコを飛び立ち4時間。


ガリガリガリ~と塩を踏みまくって着陸。


窓の外、

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こないな状況でして。


で、ゲートへ向かうハズが、あさっての方向へどんどん進んで行く飛行機。


ポツンとおいてけぼりを喰らったかのような、暗闇しか見えないところに飛行機がとまり、放送が入った。


「フライトの遅延が重なり、現在、ゲートが大変混雑しております。よってここで、約45分ほど待機することとなりました」と。


機内、

オーマイガー!

カモ~ン!

などなど、大ブーイング大会。


今日、どんだけ待たされねん。


ま、もうエエ。

とりあえず、シカゴにおるし、ここまで来たら、どこまででも待ったるわい!

と腹をくくったのである。



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