お雛さんを出した。
我が家のお雛は一刀彫の立雛。
転勤族の我が家では梱包しやすく壊れにくい素材を第一に考えての選択だった。
だいぶ昔の話だが、同じマンションでお雛さんを出したから見に来てと言われお邪魔したら、3LDKのうちの大事な和室一部屋が完全につぶれる状態で、何段もあるお雛さんが飾られていた。
笛吹いたり、太鼓叩いてる若い衆に加え、掃除道具片手に泣いたり笑ったりしてるおっさん3人組まで並んだ立派なやつやった。
6畳の和室を完全にふさぐその状況に、これはどう考えてもこの状況には似つかわしくないなぁ、という気持ちを抑えながら「すごいね」と褒めておいた。
うちのも見たいというから、見せてあげた。
ポータブルサイズのこじんまりお雛さん。
「ガラスケースとかからわざと出してるの?」と聞く彼女。
「いや。もともとガラスケースなんかないよ」と淡々と答える私。
「娘さんまだ小さいからお雛さんが大きいとか小さいとか分からないから大丈夫よ」と言う彼女。大丈夫てあんた・・・
そない理解できんか?そない小さいことが衝撃的か?
それ以降彼女からはちょっとお金の少ない若夫婦として扱われるようになった。気ぃは楽やケドね、その方が。
木のお雛さん、出してみて気が付いた。
海外の設えの中にふわっと現れる日本らしさにほっこり出来る気がして、マイナスイオンなど出ていないだろうが、いやされる空間が完成した。
お雛さんの日のちらし寿司にはお刺身5種類くらいのせたい。いやそれはなかなかの高級寿司になること間違いなし。しばらくは財布のひもに南京錠だな。
5種類買ったら、せやな40ドル、4000円ほどはかかるわな。内陸のお魚は高いねん!ポチっとおおきに。
