よく行くメキシコ料理の店。
私たちがどの席に座ろうともいつも同じ男性スタッフが担当してくれる。彼はちょっとばかり、タイミングの悪い、サービス業的にはやや落ちこぼれのタイプだ。
以前ここでも話したが、メニューでお肉の種類を聞かれずそのままオーダーしたら、ベジタリアン用の料理がでてきた時の担当が彼だ。(そのお話はコチラ)
支払をお願いすると、すぐに伝票をテーブルにもってくる。こっちは金額を確認してクレジットカードはさむだけの作業なのに、彼はまぁ戻ってこない。手を挙げて呼び、やっとレジへもって行く。その後、再びレシートを持って戻ってくるのだが、その時に私たちはチップを記入し、最終の合計金額とサインを書く。
通常は、合計金額を記入した伝票は、客が帰った後に回収する。ただ、彼は、その合計金額が入った伝票だけは、ものすごい早さで戻ってきて回収する。それこそ、サインしてペンを置いた瞬間に。
もっと早よ来なアカンとこあるやろが
といつも思っていた。
昨日もその店へ夕飯を食べに行き、また彼が担当となった。私がまだメニューをガン見しているにも関わらず「もう決まったかい?」とやってきた。どこをどう見て、決まった感を感じ取ったのかさっぱりわからん。「もうちょい後にして」とお願いした。
彼の「もうちょい」は相当遅かった。しびれをきらしてる感を感じ取ったホールのトップらしき人がオーダーやね、と言って、近くにいた女性スタッフに「お願い」と言った。彼女にオーダーをし、お通しのチップスを食べていたら、「タイミングわる男」がやってきた。「もう注文は決まったかな?」と。
「あっ、さっき女性のスタッフにオーダーしましたよ」と伝えたら
オー、マイ……
とほとんど吐息だけの彼の心の声が漏れてしまった。
この人たちは、お給料プラス、チップで生きている。担当した客のチップは担当者に直接入るシステムだ。彼は血相を変えて、オーダーを横取りしたと思われる女性スタッフのところへ急ぐ。旦那興味津々でガン見。
彼女と交渉をするタイミングわる男。
決着がついたようで、厨房へ向かう。
しばらくして料理がやってきた。持ってきたのは、女性スタッフだった。
タイミングわる男、交渉失敗。
彼がいつもゆっくり回収すればいい合計金額が記入されたレシートを速攻取りに来る理由がわかった。あいつ、書き込まれたチップの金額をいち早く見たいんやな、と。
タイミングわる男よ、急ぐとこのタイミングを変えたら、もうちょっとチップ増えるんとちゃいますかいね?
今日は夕方からフットとチアのパーティ。巻き寿司まきまきします。ポチポチッと今日もおおきにどすえ。