瑠香ですにっこり



七諏訪社の本社はトンネルの片隅にひっそりと佇んでいました。




参拝するJちゃん



びっしりと敷き溜めたられたような枯れ葉が、まるでここからが七諏訪本社のエリアだと、境を示しているように思えました。

祠の上を覆う木々が落とす影も、どことなく淋しげな雰囲気を醸し出しています。


わたしは最初の一歩がなかなか出なくて、先にJちゃんが参拝するのを後ろの方から見ていました。


いざ、落ち葉の囲う内側へ入ってみると、外側から見るのとは違って、とても穏やかな柔らかいエネルギーでした。


近寄ってみると祠にはたくさんのお酒が供えられていて、ここを参拝する人がいることを物語っていました。



フリージアのお花は、精霊茶会の主催の方が生けられたそうです。

日々、ここに心を向けておられる方がいるので、怖い感じはしませんでした。


わたしも持参したお神酒とお水を供え、祈らせていただきましたが、地面に膝を付き、深々と頭を下げずにはいられなくて。



気がつくと、落ち葉に額が着くほどに頭を垂れていました。まるで、土下座でもしてるようでした。



隣がトンネルなので車はひっきりなしに通るし、時々人も通っていましたが、そのうち往来が途切れて静寂がやってきました。



どれくらいの時間が経ったのか、結構長く祈った気がしますが、あまり覚えていません。



ひとしきり終わって枯れ葉の外へ出ましたが、祠を見つめたまま、暫くその場から動けなくて。



そのうち、自分の内側から込み上げてくるような声がしました。



愛していた。けれど、仕方がなかった。本当にすまなかった。許しておくれ。



男性の声でした。沼間時代のわたしの過去世のようでした。



すると、祠を覆っていた影に光が差し込んで、さっきまでより祠の周りが明るくなって、「ああ、終わったな」という感覚になりました。





待っていてくれて、ありがとう。



終わったら嘘みたいに身体も軽くなって歩く


さぁ、残すは一の祠だね!と、スキップでもしそうなくらい足取りも軽く、最後のミッションへと向かうことになりました。








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