何が描きたいかわからない時 | 佐藤心美のゼンタングル アート

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よく、バイオリンやスケートの稽古などは三日休んだら人にわかる、と言われますが、絵はどうなのでしょう。

でも職業描きでもなければ月に一度か二度ぐらい描くという人も多いと思います。そういう人は上達しないのでしょうか?

安心してください!
月に一度も描かない人よりは上達しています。他人と比べるのは無意味なことです。常に昨日の自分と比べて新しい発見や体験があったなら、それは上達であり成功です。

本題に戻り、いやいや私は毎日描きたいんです、でも何を描くか、がモヤモヤしてわからないんです、という人もいるでしょう。絵を描き始めた頃は好きな絵師さんの絵を真似したり模写するだけでも満足していたかもしれません。

でも模写もある程度やっていくと、画力の必要な絵は到底同じに仕上がらない、ガーン( ̄◇ ̄;)と気づくことがあります。それはけっこう打ちのめされてしまいますよね。

そんな時は、ゼンタングルはおすすめです! 一枚のタイル(紙)に向き合って、ていねいに自分が美しいと思うパターンをゆっくり描いていけば、模写ではない自分の作品がしあがります。

ゼンタングルは描くことそのものにフォーカスできるよう設計されたメソッドだからです。

今はネットのおかげでどんな巨匠の作品も手元で検索して見れてしまいます。フランダースの犬で、ネロがルーベンスの絵をひと目見たい、と切望しながら死んでゆくのとは時代が違います。

しかし便利な反面、わたしたちは常に憧れの存在と自分を比べて、その距離に茫然としてしまいがちです。そんなときは、スマホやネットを閉じて、自分の内側から湧き出してくる「描きたい」という気持ちにだけ注意をむけてあげましょう。

その源泉が濁り、細くなって枯れそうになっていたら、スマホで自分さがしはやめて、その源泉そのものに手を浸してみてください。注意をむけてあげれば泉はまた湧き出します。