【見え方の奥にあるもの】
先日、SNSのダイレクトメッセージで、
「あなたは女性ですか?」
という問いをいただきました。
一瞬、少しだけ戸惑ったけれど、
そのあとに、ふと思ったのです。
この言葉の奥には、
どんな時間があったんだろう、と。
人はきっと、
これまでに出会ってきた出来事や、
心に残っている感覚を通して、
目の前の人を見ている。
もしかしたら、誰かの何気ない一言や、
過去の小さな傷が、
今の“見え方”をつくっているのかもしれません。
そう思うと、
どんな言葉にも、その人なりの理由があって、
どんな反応にも、守ろうとしてきたものがある。
過去の記憶は、悪いものじゃない。
それは、その人が一生懸命に生きてきた証だから。
だからこそ私は、
その奥にあるものに、そっと目を向けていたい。
すぐに決めつけるのではなく、
すぐに判断するのでもなく、
その人の中にある、
まだ言葉になっていない想いごと、
受け取れる自分でいたいと思うのです。
もし少しだけ余白が生まれたなら、
目の前の人を、まっさらな気持ちで見てみる。
そのとき初めて、
その人の本当のやさしさに
触れられるのかもしれません。
