https://news.yahoo.co.jp/articles/d89515f89bf4d3258fced902a86f6c02dfe73fec
「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係
フリーランスも保護【2026年から変わること】
NBC長崎放送 記事抜粋
『下請(したうけ)』。日本のビジネス現場で当たり前のように使われてきたこの言葉が、
法律の改正により2026年1月、法律の世界から姿を消す。
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字面が表す通り、これまでは発注する企業の方が「上」、
受注する企業や個人の方が「下」という"暗黙の上下関係"があった。
「嫌なら他に出すぞ」と安い価格を押し付けられたり…、
長年続いた「発注者が偉い」という“理不尽な上下関係”を終わらせ、
共存共栄を目指すのが今回の法改正。
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▶法律の名前 「下請法」→「中小受託取引適正化法(通称「取適法」)
▶呼称
「下請事業者」→「中小受託事業者」
「下請代金」→「製造委託等代金」
「親事業者」→「委託事業者」
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■何が変わる?
①これまでは 「資本金(会社の元手)」が少なければ、従業員が何千人いても
「下請け扱い(守られる側)」や「規制対象外」になることがあった。
「取適法」では、資本金が小さくても従業員がたくさんいれば(300人または100人以上)
「力のある会社」として扱われ、規制の対象になる。
これにより、「元手は小さいけれど、人はたくさん雇っている」という企業も、
発注側(委託事業者)として厳しいルールの対象となる。
法の網を広げることで、「本来守られるべきなのに守られていなかった事業者」、
たとえばフリーランスなどを救う狙い。
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②副業やフリーランス(個人事業主)を守る「法の網」の拡大。
「口約束だけで契約書がない」 「一方的に報酬を減額された」
これまで泣き寝入りするしかなかった個人の働き手も、
これからは企業と「対等」な立場で交渉できるよう、法律が強力な盾となる。
※なお、フリーランス新法と今回の法律、どっちも当てはまる場合は、
より専門的な「フリーランス新法」が優先して適用。
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③物流(トラック)の「タダ働き」を禁止
トラックドライバーが荷積み・荷下ろしのために長時間待機させられたり、
契約にない作業を無償でさせられたりする問題。
これまでは独占禁止法などで対応してきたが、
これからは「取適法」の対象として明確に禁止。
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④立場の強い発注側(委託事業者)は、以下の行為が新たに禁止。
・ 一方的な価格決定‥話し合いに応じず、低い価格を押し付けること。
・手形払いの禁止‥現金化に時間がかかる手形での支払いを禁止し、迅速な入金を促す。
・ 受注側への「振り込み手数料」負担は「減額」として禁止。
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「共存共栄」できない企業は、弱い立場の事業者にだけ負担を強いるやり方に
厳しい目が向けられることになる。
新しい法律が目指すのは、サプライチェーン全体で利益を分かち合う「共存共栄」。
「下請け」という言葉とともに、古い上下関係や価値観を捨て去ることができるか、
企業モラルがさらに問われていく年になりそうだ。
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記事コメ
●本質はそこではない。
これまでの下請法は、「資本金」という基準で力関係を判断してきたため、
実態としては強い立場にある発注者が、資本金を抑えることで規制を免れる余地があった。
しかし、フリーランスや物流、ITなどの取引が増えた現在、
資本金だけでは契約上の優位性は測れない。
今回の改正は、「誰が実質的に交渉力を持っているのか」という本質に踏み込んで
判断しようとする点にこそ意味がある。
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●呼び名だけ整えて、取引の実態が旧来のままなら、意味がない。
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