最近もっぱら気になる存在といえばパンチくんです。
市川市動植物園公式チャンネルから借用
人工哺育され、只今サル社会へ順応のため特訓中の子ザルです。
Instagramを開けばもう、パンチくん情報がエンドレスで雪崩れ込んできます。
検索画面を開くと…、
全部パンチくんやった。 ←みたいなことも度々
市川市動植物園で昨年7月に生まれ、母親に育ててもらえなかったためスタッフが命を繋がれたとのこと。
1月から‘社会復帰’に向けて猿山にデビューしてるんだけど、ぬいぐるみを手放せないその姿に憐憫が殺到。海外にも広く知れ渡り、ねこ福の知るところになりました。
心理学やら情操観察をライフワークとするわたくし、身寄りなく世間に放り込まれたコドモのサバイバル物語に無関心ではおれません。
巷のリリカルな同情コメントはよそに、つぶさにパンチくんの行動、表情を見守る日々が始まりました。
もうね、
朝、目が覚めて真っ先に浮かぶのはパンチくんの顔…。
パンチくん、立派です。
ヒトも本来こうあるべきではないかと学ばされる生き様。
悲しいとか不幸だとか、そんなこと思ってる暇ない。
とにかく馴染もうとひたすらに状況を観察して、コンタクトを試みる。
拒絶されたり痛い目に遭わされることもあるけど、相手のことも自分のことも否定しない。
そういうもんなんだ…と学習にする。
他のサルとの違いに不足をもったり卑下したりしない。
ぬいぐるみを避難所として、心が折れたらそこへ戻ってしばし自分を充足させる。
母親代わりの‘見立て’をみずから創造。
素晴らしき自立心。
とはいえさすがに、こういう光景にはせつなくなる。
誰か寄り添ってくれるサルはおらんのか?っと50匹ほどもいる猿山の面々の薄情さにこっちが恨めしくなる。
…と、ひとまわり大きい子ザルちゃんが2匹、パンチくんをかまってくれるようになりました。
でも、子猿では大人猿の暴力からパンチくんを守りきることはできなくて、
なんで子供やねん、任侠な大人はおらんのか?と猿山社会に寂寥を感じておりました。
そこへ…!
とうとう、思い描いていた光景が(涙)
いじめるサルからパンチくんを奪い取り、威嚇して守ってくれる大人登場。
パンチくん、いつまでもいつまでもそのお猿さんにしがみついて大きな温もりを噛み締めておりました。
嬉しかったなぁ。我ごとのように温もりが伝わってきました。
翌日、その大人猿はオトメちゃんという17年前に人工哺育された、同じ境遇を体験したサルだと判明。
それを知ると感動も二重に。
「辛い経験をした者は手を差し伸べずにはいられなくなる」の法則。オトメちゃんも辛い子ザル時代を過ごしたんだろなと思いを馳せる。
過去の経験に突き動かされたオトメちゃんを思うと、オイオイと泣けてきちゃって。
経験が器を育てるって法則にジーンとしたのでした。
…冷静に行動観察してるつもりだけど、じゅうぶんウエットです。。
っと、そんなこんななんですが、
人間に近しい動物でありながら思考の介在が少ない分、サル社会を観察するとヒトの行動原理が把握しやすい気がしています。
保護猫のInstagramが色褪せて目に映るようになり、もっぱら猿山の“猿間模様”に洞察をめぐらす日々であります。
小猿モエちゃんの献身ぶりに心潤います
5月24日に講座を開催くださる手読み師TETUさんは、大阪大学在学中に「ニホンザルの社会構造」の研究をされていたそうです。
手を読む、人を読むルーツはサルの研究だったみたいです。
パンチくんに釘付けの日々、すごく納得!
残席2名です↓







