京都大学の花山天文台へ太陽観望会に参加して教授に案内していただきました | 山里リトリートねこ福 ✢✢ 時間が止まる龍宮城へようこそ ✢✢ 大阪高槻 神峰山の郷

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京都市内に天文台があるのをご存知ですか?

 

清水寺の裏手に花山天文台という京都大学附属の施設があり、土日の昼間に一般公開されてます。

 

天文台というと星空を連想しがちですが、花山天文台では太陽観測ができるので昼間にも見学できます。

 

予約すれば名誉教授 柴田一成先生直々に施設を案内いただくこともできるのです。

 

そんなにも門戸の開かれた施設と知り、喜び勇んで訪問してきました。

 

 

清水の喧騒とは裏腹。ひっそりとした山の上に、なんと2基の天文ドームが建ってました。

1929年建設当時から変わらぬ風景なのだそうです。

 


 

ここには望遠鏡は3基。もう一つは、太陽館という建物そのものが望遠鏡という、大きな鏡を据えた施設でした。

 

この日、見学のメインはこの太陽館と柴田先生の講義。

 

以前に聴講した太陽フレアのお話がとても親しみやすくわかりやすかったので、先生が案内くださる土曜日に訪問したのでした。

 

 

太陽館は、直径70cmの鏡で太陽光をキャッチして、シーロスタットという仕組みで光を室内に送り込み、室内で数回反射させる仕組みになっています。

建物が顕微鏡の“筒”の役目をしているというびっくり構造。長さ20mの望遠鏡に相当する拡大率が得られるそうです。

 

 

 

太陽館については備忘録も兼ねて後半で詳しく書き置きたいです。

 

まずはドーム施設を紹介してみよう。

 

 

☀️別館☀️

日本最古の望遠鏡が据えられていました。でも現役。

 

 

パソコンを繋げば太陽からの様々な情報を処理できるらしく、リアルタイムの映像やグラフなどを色々見せてもらえました。

 

ここ数年「太陽の活動期」らしく、黒点もたくさん観測できたし、小さなプロミネンス(紅炎)も観れました。

 

ちょうど小さなフレア爆発が起きた現場にも立ち会えて超ラッキー。

ただ、指標が数値だったので、グラフがピコっと下がったのを確認しても素人には実感が湧きにくかった(笑)

その日の夜に大きめの爆発があったようです、おしい!

 

直ちに、飛騨にある大型天文台の観測データーが画面上で並べられ、最古の望遠鏡でも最新テクとの連携で活躍してました。

 

 

 

フレア発生は予測可能なので、その時期に合わせてオーロラ観測の旅の計画を立てるなんてことも可能なのだそうです。

 

 

 

☀️本館☀️

先の別館望遠鏡は口径18cm、ここのは45cm。大き過ぎてドームに収まりきらず、反射鏡を導入した加工がされてます。

 

星空観望会ではこちらの望遠鏡を覗けるようです♪

 

土台は建設当時のままで、手動で向きを変えるようになってる。

古い物って仕組みが明快で、理屈を理解できて楽しい。

 

 

 

この望遠鏡、今では別の意味でも“聖地巡礼”の対象になってるらしく…、

 

↓台座にブライアン・メイ(Queen)のサイン

 

ブライアン・メイさん、実は天文学博士でもある

 

 

歴史の香り高い花山天文台存続のためにあの手この手と苦心されてる柴田先生のご尽力で、メイさんの訪問が叶ったそうです。

 

こんなプレミアがついたら取り壊せないだろう…との発案。

 


 

実現に至るまでのエピソードも見学の冒頭でお聞かせくださいました。

 

望む結果を得るためにプレゼンテーションがいかに大切かを学べるのですが、これをまたおもしろおかしく語ってくださいました。

私たちの仕事にも参考になること間違いなし、皆さんにも聞いてもらいたいな。

 

 

 

建築物としてもなかなかにオサレ。建物を見学に訪れる人も多いそうですよ。

 

 

 

☀️歴史館☀️

正確な時刻を把握するために設置されたという建屋。古い観測器が色々展示されてます。

 

 

特定の恒星を観測する「子午線館」だったそうです。

 

昭和初期って、それだけのためにこんな大掛かりな設備が必要だったんですね…。

文明の進化をひしひしと感じます。

 

 

☀️太陽☀️

建物自体が20m相当の望遠鏡。

 

屋外に設置された直径70cmの合わせ鏡で光を室内に送り込み、室内で数回反射させる仕組みになっている。

 

 

鏡の中に鏡…の連続

 

 

なんだか神社みたい…  

 

最終的に左の白いパネルに太陽のシルエットが投影されます。

黒点もフレアの輪郭もイラストのように写り込んでて、かなり感動できます。

 

この光を分光器に通すと幅が2−3mにもなる巨大な虹ができる。

 

 

太陽スペクトルという「精密な虹」は、連続したグラデーションではなく随所に影がある。

 

この影を解析することで太陽表面の組成が解明されたそうです!主成分は水素とヘリウム

また、影線の位置の微細なズレから太陽表面の活動も観測できるそうです。ドップラー効果で線が揺らぐらしい

 

この線、量子論の発端にもなったそうです。

 

フラウンホーファー線というこの暗線群の中で一番太いのはHαという水素由来の線なのだけど、今回は特別にD線というNa由来の線も見せてもらえました。

 

 

地球の大気の影響で線がゆらゆら〜。

 

何が何だかちゃんと理解はできてないだろうけど、太陽と間近でコンタクトできてる気分がとりあえず嬉しい。

 

 

 

先生が主催されてる金曜天文講座で量子論のこと勉強してきました!ってアピールしたものだから、大サービスしてもらえたみたい。

 

原子吸光の仕組み、ニュートリノのこと、電子は宇宙でひとつかのようなお話から鉄腕アトム、オッペンハイマーの映画まで、色々話題をしていただけました。

 

その場では理解できなかったけど、帰ってからあれはどういうことかな?っと調べるなどして物理学、天文学のことにちょっとだけ詳しくなれました。

 

こんな自主的な勉強こそ楽しいですね。すぐ忘れるかもやけど

 

 

ブライアン・メイさんが「子供たちが宇宙に関心をもつきっかけになる貴重な設備として、存続し続けるように!」って語られたこと、exactly!そのとおりだわ。

 

 

光の通り道の下にもメイさんの写真が

 

 

 

いやぁ〜、楽しかった♪

 

わたくし天文台の麓 山科で大学生活を送りました。同年代の似た空気感の学舎で過ごした感覚が懐かしくなりました。

母校にはかつての面影は微塵もなく、、どうかここは当時の面影をとどめていて欲しいです。

文化遺産だわ。

 

 

ボランティアスタッフさんがびっくりされるほど異例の長時間にわたって柴田先生にお付き合いいただけたスペシャル観望会、満腹至福。

 

柴田先生、スタッフの皆様のご親切に感謝です。

 

 

 

 

今度は、土星を観に行きたいな。

 

京都駅から車で20分ほど。ぜひ訪れてみてください♪

みんなで花山天文台を盛り上げよう!

 

ねこ福にもチラシを置いてます