執着が人の心を悩ますナリ | 山里リトリートねこ福 ✢✢ 時間が止まる龍宮城へようこそ ✢✢ 大阪高槻 神峰山の郷

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Timeless Comfort ~ 時間が止まる龍宮城 ~
築130年古民家をリノベーション、大地からの贈り物に包まれて内観するための空間をご提供しています。こだわって過ごす交流の場にも。大阪駅・京都駅から1時間、奇跡のアクセスで桃源郷へ♪

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この2年半、心に重くのしかかっていることがあります。

 

それは、

ねこ福の屋根の大改修。

 

築130年来、一度も吹き替えられてない瓦はもう限界なんです。

2019年の9月に激しい雨漏りをして、

そのとき応急処置をしたままの放置。。

 

やらなきゃなぁ、どのタイミングで…と思案しつつ今に至ります。

 

 

13年前の全面改築に比べればなんてことないイベント。のはず。

なのに、いざ向き合うと、

同一人物なのか?っと自分でも疑うほど気後れが…。

 

雨漏り当時は父が亡くなってまだ1年経ってなくって、

いろんなものを引きずってどんよりとした沼にいました。

 

相見積もりを取ったり何かしらのアクションはしつつも、

どうにも順調に運べるイメージが浮かばず、

今は無理ってことにしました。

 

必ず沼から復活するハズだから、

その時までどうぞ無事ですようにと念じて…

 

 

 

 

さて最近、

復活したってことなんでしょうね、

やれと合図がやってきました。

 

 

 

想定外の場所が崩れ始めた。

こうなったらすべてひっくるめて一度にやるしかない。

 

しかもここは隣接するお宅とキワキワで接していて

放置する訳にいかなかくなった…。

 

 

一度見積もりを取ってますからね、

どれくらい費用がかかるのかもう知ってる。

いよいよの時が来たと思ったら、

手が震えてペンを落とす自分がいてさらに怖気づく。。

 

 

まぁ、そんな数ヶ月を過ごしてたんです。

 

 

さらに悩ましいことに、

この崩れ始めた屋根というのがわたしのお気に入り。

 

 

座敷の入母屋屋根です。

庭から見上げても見えない角度なので、

愛でようがないんですけど。

 

これ、虫籠窓と並ぶねこ福のお宝だと思ってるんですよ。

 

どう?見てよ、この手の込んだ装飾。

 

 

 

漆喰で扇を象ってあるんです。

どんだけ凝ってんのさっ。

 

ここだけ高槻の重要文化財にしてほしいくらいだわ。

 

 

でも瓦を葺き替えるとなると、

この装飾も取り払われてしまいます。

 

 

っと、ここで更に心が散り散りに乱れる訳です。

で、考えたくなくなって別のことに取り掛かってしまう。

そして、夢見の悪い日々が続く。。。

 

 

 

 

まぁ、それも諦めねばならぬとしても、

全体をどんな仕様にするか、それにも思い悩んでおります。

 

パッと見てただの屋根ですが、

細かいところに色々と無駄に手が掛けられている現状。

どこまで継承するか?

 

 

費用を抑えたいからできるだけシンプルな仕様にしようと思う。

今時、見栄えになんの価値があるっと思う。

 

でも、そもそも建て替えずに改築を選んだのは、

日本の伝統美を残したかったから。

 

手を抜いていいの?

 

 

改築した13年前と今では、

自分の価値観も変わってきてるようです。

 

湯水のように資金が湧いてくるなら、

現状をそのまま再現したいし、

これが13年前ならそう選択してただろう。

 

でも今は、資金があったとしても、

それ本当に必要か?っとやっぱり考えると思う。

 

 

伝統を重んじる「土の時代」、

軽やかさが大切な「風の時代」。

如実に時代の価値観に共鳴して思い惑っております。

 

 

 

屋根なんて、雨風凌げるんだったらトタンでもいい筈。

なのに、なぜこんなに悩ましいのか。

 

それは、今の面影を大事にしたいという執着がやっぱりあるみたい。

 

 

どんなふうにでも良いです、お任せしましたっと業者さんに一任してしまえたら、

どんなにか楽でカンタンなことだろう。

 

 

「家へのこだわり」がわたしのフットワークを鈍らせております。