早いもので、あっという間に明日は帰る日。
20日間に及ぶ西表での生活は今日で終わろうとしている。
夜になったらコノハズクというフクロウがホーホーと鳴き
カエルが鳴き
ヤモリが鳴く。
20日間に及ぶ西表での生活は今日で終わろうとしている。
夜になったらコノハズクというフクロウがホーホーと鳴き
カエルが鳴き
ヤモリが鳴く。
そんな日常が、明日からなくなるのが信じられない。
夜、網戸ごしの風の緑の苔むした匂い
日中目に入る多くの緑、山、海。
すれ違う人すれ違う人知り合いで必ず誰かに会う生活。
この日常がとても心地よく感じ始めてた。
こんな生活じゃなくなるのも
今までこんな生活をしていなかったのも
まるで嘘みたいだ。
子ども達がワーワー言って遊んでる。
刀を振り回し、たけに作ってもらった!


よし、じゃぁたけのトコ見に行ってみよう!
で行ったらいろんな兄弟がごちゃ混ぜに集まって
イガグリボウズたちは、こうだった。笑

手の短さを考えず、長い刀を作れと言うから
刀を自分で抜けない、とたけは子どもたちの中で笑ってた。
子どもにとってもなんていい環境なんだろう。
「しずねーねー、なんで結婚式の時泣いてた?」の質問には
思わず笑ってしまった。島の子どもはかわいい。
西表温泉に行くと、なんとも言えない空間に出逢う。


中に入るとそこは、自然素材だけが並べられた空間。

機織り機が置かれ、芭蕉やウコンで染められた織物たち。

自然素材で染められた糸たちが、静かに出番を待って
ひっそりと、たたずんでいる。
まるで意思があるみたいだった。
自然のものは、すべて意思があるように思う。

染物をして、海の水で洗って、お店の女性はとてもいい顔をしていた。
この島の共通点。
みんな自然と共に共存し、心がとても豊かでなんとも言えない
いい顔をしている。
夜、みんなで集まって飲みながら食べながら
サンシンやウクレレを弾いて歌い、フラを踊り
子どもたちはテントを張って自分たちの世界と大人の世界を
行ったり来たり自由に遊び、眠りにつく。
とてもいい時間だった。
ウクレレとサンシンで、愛の歌を聞き
私とお母さんはしーちゃんはここで、こんなステキな人たちと
生きていくんだと涙が出た。
なんとも言えないやさしい歌声だった。
しーちゃんも泣き、お母さんを間にはさみ、私達は泣いた。

大音量のアンプも最新の機器もない
レストランではなく、仲間の庭の一角。
料理は持ち寄り。
ただ観客は私たち。歌うのも私たち。
笑顔がやさしくて、静かにやわらかく胸に染み渡った。
こんな世界があったんだ。
そして、しーちゃんはこんな仲間に囲まれて
ここで生きていくんだ。
そんな事をひとり思っていた。
月がきれいで、少しずつ場所を移動しながら
ずっと私たちを見ていてくれた。
意思があるようで
その感情は、私たちとつながっていた。
静かなやさしい時間。
明日、ここから帰る。
ここが日常じゃないところへ。
私の居場所へ。
どこへ居ても、大切に思う芯は変わらない。
その芯を私の場所で確立させよう。
またひとつ、新しい芯が私の中にプラスされました。
食べ物も作品も、その土地で採れたものを。
自然との共存。エネルギーの循環。
どこにいても、みんなつながってるんだ。
