前話

 

 

 

 

丸々と肥え太った右腕で私の髪をひっ掴み、勢いをつけて右後方へ投げ下ろすギャルチュウ。

 

髪の毛に負荷がかかるストレスを体が瞬時に察知し、そのまま勢いよく引っ張られた方向へ。

 

 

当然、バランスを崩しよろめいたところに合皮のブーツに包まれたこれまた逞しい脚でドゴッと蹴りを入れられた私、さえチキン。

 

やられた瞬間私の脳裏に浮かんだ言葉は

 

「この女、、、闘(や)ってきた側の人間や!」

 

思春期は、お茶とおたべが美味しい地域の女子校ではんなりと過ごしました。

 

賛美歌の斉唱から朝は始まり、放課後には天窓から柔らかな光差し込む図書館で本を読む。

 

そんな、少女時代。

 

女子校特有のネチネチした虐めはあったけれど、暴力沙汰なんて、一度も、見たこともない。

 

 

このギャルチュウ、、、これまでケンカは一戦や二戦どころではないでしょう。百戦錬磨でこれまで闘りまくってきてるやつや、間違いない。

 

 

 

もはや私に勝ち目は、無いな。(※勝ち目があってもなくても人を殴ってはいけません。)悟った私。

 

そのままもみくちゃになりながら二人はOPAキレイ館の外へ。

 

清水湯の前あたりで今度は言葉の罵倒会です。罵倒会とはいっても、メインはギャルチュウ。

 

 

 

エンドレスで「ババア」と「クソブスッ」を連呼。

 

私と言えば、そりゃあイラっとはするんだけれどもどこか冷静で。

 

 

・自分より見た目が上だと判断すると「ババア」と言うでしょうこの手合は。また、見た目が歳下でも何かしら傷つける鋭利な言葉を用意する。

 

・自分より相手が美しかろうと美しくなかろうと「クソブス」と言うでしょうこの手合は。

 

💡いくつか浮かんだ反撃パターン💡

 

①「年齢や外見とか表層的な部分だけで人を判断するってとても心が粗末なことだと思わない?そもそも、思いやりの概念があれば冒頭の貴女の行動にはならないよね?」と正論で攻めてみる

 

聞く耳もつはずなし、却下‼️✖️

 

「ブスはおまえじゃ」と応戦してみる

 

「ブスが💢」「おまえがブスじゃ💢」とアメ村のど真ん中で罵倒し合う巨漢と中年...。

 

あかん、側からみて面白シュールがすぎるやろ😭

 

すでにワラワラ集まってきてるギャラリーに動画取られて一生消えない「デジタルタトゥー」一丁上がりぃ☝️ 却下‼️✖️

 

巨漢に対する最大最強の負のパワーワード「デブっ!!!」

 

 

今度こそ間違いなく締め殺される。トドメさされる。却下‼️

 

 

結論「何もしない」

 

今回ひとつだけ反省することがあって。

 

「まーーーーあ、私今日メイクしてへんからなー」

 

 

女にとっての化粧やおしゃれすることは戦争における鎧のようなもの。

 

それを怠り戦場に出ることは、いつ何時もあってはならないのです。

 

 

つづく