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胃がん検診として内視鏡検査が導入されるようになって参りましたが、大阪市でも10月から導入予定です。先日その説明会がありました。
いわゆる胃カメラですが、やはりゲーゲーなって苦しいというイメージが一般的です。日本ではピロリ菌感染者が減少し、胃がん自体は減少傾向ですが、まだそれなりに多い疾患ですので、胃カメラを受ける人が苦しんで、もう二度と胃カメラを受けたくないと思われることが将来の胃がん早期発見の妨げになるというので、近年では苦痛をできるだけ減らして、患者さんが二度と受けたくないなどと思わせないために鎮静内視鏡や経鼻内視鏡といった検査方法が使われるようになりました。
経鼻内視鏡は細い内視鏡を鼻から入れます。ゲーゲーなりやすい舌根部という場所の後ろ側から入っていくので、だいぶん楽に受けることができます。ただし、細い分、光の量が少なかったり(近づかないと見えない)、空気の出し入れや液体(胃液や唾液がたまっていると見えません)の吸引に時間がかかったりで、多少時間がかかります。たまに経鼻内視鏡でもゲーゲーなってしんどい方もいますが、概ね普通の胃カメラより楽にできます。鼻の穴が狭い方、鼻の疾患のある方はできません。鼻の穴の問題で鼻から入れられないときは、口から入れるしかありません。経鼻用の内視鏡を口から入れると細い分ゲーゲーなりにくく楽にすむ場合が多いのですが、それでもしんどい方もいます。そういう方は鎮静内視鏡がおすすめです。
鎮静内視鏡は、鎮静剤という睡眠薬とほぼ同じ薬を注射して眠っている間に検査する方法です。薬が効きすぎると血圧が下がったり呼吸が弱くなったりするので酸素飽和時計などのモニターをつけて行います。ほとんどの方は眠っている間に検査が終わりますが、たまに全然効かない方もいらっしゃいます。検査を始めるときには眠っているのに検査中に目が覚めてやっぱりしんどかったと言われる方もいます。薬の影響でしばらく経つと忘れてしまう人も多いのですが。目が覚めるまで小一時間かかること、あとで眠気が出ることがあるなど終わったあとの注意が必要です。
と、しんどくない方法が出てきているのですが、大阪市の健診は鎮静剤不可、器具の消毒薬の指定、ダブルチェックなどいろいろややこしいところがありまして、一部ではあまりやりたくないからハードルを上げているんじゃないかとの憶測が飛んでいました。まだこれから内容が変わる可能性があるようなのでどうなるか分かりませんが… |