台湾の主な宗教は仏教と道教、民間信仰と以前に紹介しました。
実際に台北市内でもっともにぎわっている龍山寺などは
観音菩薩像をご本尊としていますが、
月下老人や註生娘娘・文昌帝君・關聖帝君など
道教の神様もいっぱい。
また、台湾人たちは、このような神様たち以外に、
物語の登場人物(架空の人物)や歴史上の人物をも祀り、神様としてしまうのです。
三国志の英雄「関羽」が商売繁盛の神様として有名なことは、
ご存知な方も多いことでしょう。
そしてユニークなのが「陰神」と呼ばれる神様。
何でもこの神様は、あまり大声でいえない商売(ヤクザとかバクチ打ち、娼婦など)の
人たちを応援する神様で、一般の廟とは違い、夜、夜中になると、
この手の人たちで賑わいを見せるとか・・・
「陰廟」の名で知られ、街の片隅にひっそりと存在します。
「陰廟」なのにどういうわけか有名になったのが、
台北の郊外(石門郷)の海岸沿いにたつ「十八王公廟」。
ここの主神は実在した17人の商人と一匹の犬!
何でも清の時代に中国本土から台湾に渡ろうとした17人の商人と一匹の犬を
乗せた船が転覆事故にあい、犬以外は全員死亡。
しかしせっかく助かった犬も主人たちの死を悲しみ、自ら海に身を投じたとか。
これらの17人と犬を漁師たちが手厚く葬ったのが「十八王公廟」となったわけです。
なんでこの話から、彼らを神様に仕立ててしまうのかは、
日本人の私には理解できないのですが、
この廟の地下には彼らを葬ったお墓もあります。
夜中の2時とか3時頃に行くと、派手な身なりのお姐さんたちと、
あまり人相のよろしくないお兄さんたちで、いっぱいです。
ここの廟は特にギャンブル運に強いそうです。
石門郷の海岸沿いを車で走らせると、
粽子(ちまき)屋がいっぱい並んでいる場所があります。
そこの奥に建っていますので、すぐに見つかるかと思います。
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