同時に、私に何ができるのだろう?ということを考えてきました。
1年は長かったけれど、しっかりと腰をすえられたので結果としてよかったです。
誕生日という節目が来るので、今考えていることをまとめておこうと思いました。
これから先、変わるかもしれませんがこの1年間、いろいろな方向性を詰めていっては戻り、また詰めては戻りした結果、ようやくひとつのものにまとまってきた感じです。
★まずは理念をまとめました。
これまでとまったく変わりはありませんが、今の自分のことばで改めてまとめてみました。
1.病のない社会の実現
このままでは、人間も地球も病む一方です。
消費者も生産者もメーカーも、自然派、大地の恵み……など、言葉の聞こえがよく、因果関係がわからないまま「よさそう」なことにまじめに取り組んでしまっているからです。
病のない「社会」の実現と言いながら、「社会づくり」までできるイメージは正直ありません。
でも家族、友人をはじめ、私のまわりの「小さな社会」で実現することはできると思っています。
そしてその人たちによって小さな社会がだんだん大きくなっていく、そんなイメージを持っています。
病のない社会の実現に向けてやることの一つは、本質に沿った食の提供です。
私がやっている農園(今は2箇所)でできている野菜のことです。
私たちが食べるものといえば、野菜の他に穀物、肉、魚、果物などがありますが、
畑をしている私にとっては野菜が現実的です。
2.食と農を近くしたい
これからの社会は、消費者が直接契約という形で農家を支える社会にしていかないといけないと思います。
スーパー文化が悪いということではなく、スーパーで買うという方法以外の買い方ももっておかないと、いざ食糧危機や食の安全の問題が起こったときに、食べることができなくなってしまうからです。
共感できる農家さんを選び消費者が支える。農家さんは自分の考えを知ってくれる人のために野菜を提供する。それが健全です。
3.コミュニティファーム
人が集う畑を作りたい。
そこでは自然というものを体験を通じて知ることができ、人間が作る野菜と自然が生む野菜の違いを知る人が増えてほしい。
今年の初夏から予定している週1回のイベントでは、もちろん野菜を収穫して持って帰っていただけます。
プラス、興味がある方には作業もいっしょにやっていただければ……と思っています。

コミュニティファームは、そこに関わる人たちみんなが、みんなのために環境づくりをする畑というイメージを持っています。
中学生のとき、他のクラスの壁に
「one for all, all for one」の文字が掲げられていました。その「食」バージョンです。
★理念をどう仕事として実現していくか
二段階で考えています。
まずは、コミュニティファーム。
今年の初夏から、週末に畑でイベントをし人が集える場所にします。
これで、1.2.3をサラッとですが実現することができます。
畑は、今は二つですが小さいのでもう一つ増やしたいと思っています。
「ここ、いいなぁ」と思っているところがありますので、つてをたどっていきます。
ただ、畑のメインメンバーは私一人ですので、むやみに面積を増やすことよりも、小さな面積で出来高の最大化を目指したほうが効率的です。
でも、忙しい皆さんが週末に畑に来ることは、けっこうハードルが高いことは、今までの活動からよくわかっています。
よっぽど食について関心がある方でないと、「畑」という場に来ることはなさいません。
つまり、私が畑で人が来るのを待っている限り、広がりはとても薄いので、また違った「場」が必要です。
それが飲食店です。
飲食店は以前から「食を通じて人と人がつながる場」として魅力を感じていました。
私はコミュニティ作りが好きなので、そのイメージで「いいな」と思っていました。
でもそれはあくまでイメージやあこがれであり、理念とどうつながっていくか、そして事業としてどうなのかはよく分かっていなかったので、友人のサポートを受け少し勉強したところで一旦置いておきました。
一旦置いておいたのが良かったです。考えが熟成してきました。
めぐりめぐって、やっぱり飲食店が良いと思っています。
人が集まるところだからです。
単に食べたい、飲みたいという人も来れば、どこかで私が思う社会づくりを知って来る人や共感してくれる人もいる。
いろんな人が来る、それがいいと思っています。
「場」という特性を活用して、いままで書いてきたコンテンツを展示したり、イベントをしたりすることも考えています。
そういったものを見たりした人たちの中から、一人、一人と、食の本質に関心を持つ人が増えていけばいいなと思っています。
畑にはどちらかと言うとクローズな場で、飲食店はオープンな場。
いろいろな人にリーチしようと思えば、これが、いま私が考えられる最大のことです。
問題は、経営と食材(野菜)調達。
経営は、「ちゃんとできるのか?」ということ。
これに関しては、私のやりたいことを「お料理」を提供する飲食店として実現するのはとても難しいけれど、「飲むお店」ならまだハードルが低いことがわかりました。
あくまで机上の計算で現実はもちろん計画とは異なることが起こってきますが、計画せずに現実を作ることはできません。
事業計画については、これから2年かけてしっかり立てていきます。 (2年もかかるのか?と言われそうですが、他の理由で2年必要ですので、その時間を計画を作る時間にもあてます)
野菜の調達については、私の畑でできるような小さくて形もバラバラな野菜では、お料理を作ることはとても難しいです。でも「お酒にあう一品」はできます。
2年間とは、2つの畑(もう一つ追加したい)での野菜の生産を最大化するための工夫とマメな作業を習得し、四季に応じた一品を研究する期間です。
そのため、いま月に1~2回開催している食事会をもう少し機会を増やし、練習を積むことも必要でしょう。
とはいえ、私は料理は好きでも料理人ではありません。料理ができるパートナーとの出会いは必要です。
畑のほうがまだ過程であっても、人や場所とのよい出会いがあればお店のほうを先行しようとは思っています。
野菜を提供したいわけではなく、本質をもった食を提供したい。その中で私にとって現実的なのが野菜であるだけで、肉や魚もできるなら提供します。食べるということは多くの人にとって最大の楽しみ、いろいろな選択肢があったほうがもっと楽しいですから。
私はずっとコンサル業をしてきました。自分の時間とか経験を売る小規模コンサル業は経営面では気軽だったのですが、飲食店はそういうわけにはいきません。
設備投資がいりますし、経費もまったくかわってきます。
正直、ノミの心臓ですからリスクが大きいことにいきなり挑戦できる性格ではありません。
ですから「万一上手く行かなかったとしても、自分で尻拭いができる」くらいの規模と内容を考えています。
飲食分野での経験も多くコンサルとしても経験が豊富な友人がそばにいてくれることは、とてもありがたいです。
小さいけれど私にとって大きなチャレンジであることは間違いありません。
良い意味でも悪い意味でも慎重すぎて真面目すぎるという自分の性格を、良いほうに使いながらチャレンジしていきます。
夜の営業に慣れたら、昼、朝と少しずつ品目を増やしていくつもりですが、そこまでの詳細はまだこれからです。
社会の変化が早いので、今考えていても時間がたつと社会にマッチしなくなったり、深く考えていくといやいやこっちのほうが良いなとか、「変化」が必要になってくることもあると思います。
めざす社会をゴールにして、私が持っているもの、つまり協力してくれる人、環境、モノ、経験、性格……いろいろ考えあわせて、今年から具体的に動いていこうと思っています。
社会と言えばとても大きいですが、一番願うことは家族、仲良くしてもらっている仲間に病気になってほしくないということです。
一番近い家族、仲間とお互い健康で充実した暮らしがしたい、その輪がいずれ大きくなって病のない社会につながっていく、そういう風に考えています。
めずらしく真面目な内容を書いたら、文体まで変わってしまいました。
