
著者の窪田さんは、
私が農業生産法人にいたとき、
農業関係の雑誌の取材で農園に来てくれました。
そんなこんなでお付き合いがはじまり、
たまにお会いできるときには、
それはもう、農業のことを語り合ったものです。
あるとき、彼の会社が主催する座談会に参加したときのこと。
セッティングされた会議室での座談会(←これがメイン)は正午くらいから夕方で終了し、
みんなで食事。その間もつきない農業の未来を語るメンバー。
そしてお風呂に入り、女性は私一人だったのでエレベータでお部屋の階まで行って部屋に入ろうとしたそのとき、
なんと踊り場近くの休憩スペースに、座談会メンバー全員がいるではないですか。

しかも、熱く熱く農業談が続いている。
もう、目を疑いました。

リードするのは、まぎれもなく、彼のボスの編集長。
リラックスした雰囲気の中、ホンネやエーコトも飛び交うため、
飲んでるのに窪田さんはいっしょうけんめいメモを取っていた。
懐かしい。
その座談会の続きは夜中まで続き、
みんなの力が尽きるまで話しつくした。
正午から夜中まで話しても飽きない。もう、恋人
ですかっ!!!って感じです。熱いメンバーだった。
なつかしい。
農業の未来を嘆くのではなく、
構築しようとしている皆さん、すばらしいです。
さて、前置きが長くなりましたが、
そんな窪田さんが書いた「日本の農業の未来は明るい」を裏付ける本。
さすがの取材力。
どれだけ現場まわって取材したのですか……と思うと、頭がさがります。
この本で、何度も話題になっているのが、
近々必ず起こるだろう、農地の大量放出。
農家さんが高齢化して、「もう続けられない」となるためです。
現に、70歳を境に、現役を退く方が多いそうです。
そのとき、日本の農業に変革が起こります。
大量に放出された農地は、
経営力のある「経営者がいる」農家または企業が吸収して規模を広げて、競争力をつけていく。
たしかにそうです。
でも、もう一つ起こることがあると私は思います。
そういった経営力のある農家が「ほしい」と思わない土地は、それこそ誰にも引き取られずに残ったままになる、ということ。
このときは、小規模農や、家庭菜園、半農半X、アイディア農をする人たちが「こういうのがほしかった!」という条件の土地とめぐり合うチャンスです。
町に近くても一枚あたりが小さい田んぼなどは大規模農の人たちはコストが合わなくて使わないだろうけど、都会で「自分たちの米つくってみたいよね~」というグループの人たちにはピッタリだし、町から車で1時間程度の山ぎわにある畑地と古民家がセットになっていれば、農家レストランをしたい人にはピッタリです。
パズルのピースのように、全部の農地が、誰かに引き取られていくってことはないとは思いますが、農地が大量に放出されるっていうことは、それを探している人にはチャンスですよね~~。
私も、ほしい。
古民家付きの農地が。
いえ、4分の1反ほどの庭付きの古民家でもいいや。←めちゃぜいたく

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