先週末、イチゴを別の農園に移す下準備として、まわりの草刈をしていました。
ここは3年前に借りたところです。
周りの土地より5m以上盛り土してあって、
私が借りたときにはすでに何年か放置されていました。
その時点での土の状態はひどく、
晴れればコンクリのようにカピカピになり、
雨降ればすぐに沼のようになっていました。
「ここでは野菜、難しいで。畑の土ちゃうし」と言われていました。
確かに難しそうでした。
春には一面にヨモギ、
夏は斜面からはクズが襲ってくるし、セイタカアワダチソウやら名前わからないけど笹のようなもので、あっという間に「耕作放棄地」の形相です。
もう、多年草のデパートみたいです。

でも、3年ほとんど放置しながら、
野菜の周りの草を刈ることだけやりつづけて、
土は驚くほど変化しました。
前々日は雨、本降りでした。
3年前だったら1週間ほどは畑に入れなかったでしょう。

イチゴ畝のまわりにしゃがみ、草を刈っていたときのこと。
ずずずずず……
何か、動いてます。
あっ!!!自分がゆっくりゆっくり沈んでいってる!!
2日前の雨を含んだ土はやわらかく、
まるで強いスポンジなのでしょう。。
スポンジの上に立ってるようなもので、ゆっくり、ゆっくり、ほんとうに少しずつ沈んでいきました。
土が水を抱いている。

土の中にあるたくさんの空洞が水を含んでいるのですね。
でも空洞があるだけでは、「ずぼっ」と沈んでしまいます。
たくさんの草の根っこが支えになっているから、ずぼっとはいかず、ゆっくり、ゆっくり沈んでいったのでしょう。
やー、もうこれ、すごいです。
大量に野菜を生産するためには今の農業は欠かせないことというのは、私もよーくわかっているのですが、
そのために土を耕し、排水性を良くするために暗渠という地下に水路を入れたりと大仕事をしています。
その大仕事って、もともと自然が無言でやっていることなんですよね!

もう一つの農園は、「これから」という感じです。
多様な環境になるまで、あと2年くらいかかりそうです。
がんばろう!というか、ちょっと時間がかかっても、自然がちゃんと環境を作っていくことは、この農園でよーくわかりました。
