…全国的な表現をすると「菜っ葉と油揚げの煮物」
私の地域では、油揚げはお揚げさん、煮物を炊いたんと表現することがありますので、
「菜っ葉とお揚げさんの炊いたん」 です。
だーーーいすきなおばんざいです。


普通、家庭で作るときには、
菜っ葉は、水菜や蕪の葉、壬生菜などを使うと思いますが、
私の場合は、畑で芽吹いているアブラナ科などの野菜の「間引き菜」です。
水菜、大根、蕪、コマツナ、青梗菜、などなど。
今、5cmほどの超ミニサイズのアブラナ科がいっぱいなので、
それらの中から大きいものを選んで間引きします。

これがまた一苦労。


先日開催した流美農園食事会のため、
6人分の菜っ葉を収穫するのに小一時間かかりました。

ずーっと下向いて。ちっとも動かず。
結果、体が固まります。


もうちょっと大きければ収穫もラクなのですが、今年は成長がゆっくりすぎます……。
でも、この小さな小さな野菜の味の強烈なこと


どう強烈か?って、表現するのはとても難しいのですが、
味は濃く深く、色んな種類が混じっていることもありますが単純ではなく複雑。
しかも味以外の、表現するとすれば「力」をガツンと感じるのです。
先日、大根について書きましたが、それと同じような感じ。

食事会で「菜っ葉とお揚げさんの炊いたん」を召し上がった皆さんも、
「スゴイな、これ」と口々に言っておられました。
この味や受けた衝撃を表現する言葉が見つからず、
「スゴイな」となってしまいます。
口々に「スゴイな」という声が飛び交っていました。

細胞がしっかりしていて、収穫するときは「固い」と思うのですが、
さっと火を通せば固くはありません。だから繊維質が固いのではなく、細胞の密度が濃いのではないかと思います。
月並みな表現ですが、食べた瞬間にエネルギーがあふれていることを実感します。
自然農を3年やっていますが、
味に対して、このような衝撃を受けたのは、今年がはじめてです。
今までは、やはり大きさや甘さなど一般的な評価の基準を持ち込んでいて、
小さくたってエネルギーにあふれていることを感じることができなかったのかもしれません。
先日の大根、そしてこの菜っ葉の間引き菜。
これらを食べて、やっぱりこの味や、自らの力で生き抜いている野菜の生命力を、欲しい方がおられるなら届けられるようになりたいという気持ちが高まってきました。
それが私が目指す、病のない社会に向けての小さな小さな一歩になるなら。