月刊「致知」10月号『人生を照らす言葉』(鈴木秀子先生)の挿絵です。
もう10月号!早いですね。
今回は前回の田宮虎彦の「足摺岬」後編です。
死に場所を求めて足摺岬にやってきた青年は死にきれず、そこで旅館のお内儀、薬売り、高齢の遍路たちと出会っていきます。
それぞれが壮絶な身の上があり、特に家族を自分の手で刺して戊辰戦争で生き延びてしまった遍路が言い放つ「夢だ」という言葉が胸に迫ります。
現実は、そして人の本性は恐ろしく醜く絶望的なものであっても、それを受け入れることで恩恵となり、何か明るさのようなものが、この小説から感じられるとあります。
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苦悩の表情、涙、物語に出てくる12時を指した柱時計、それでも感じられる明るさを描いてみました。
どんなに幸せそうに見える人も、話をしていると壮絶な体験をされていることがあり、生きるのは本当に色々なことがありますね。
私も学生の頃は着物の仕事をしたくて、日本舞踊や三味線を夢中でやっていました。今も踊れるかな?振袖の着付けもなんとかやったり、着物で出かけたりもしていました。でもお金がかかりますので、断念せざるを得なくて、その後は英語を学んだり、父の会社を継いで社長になったり、色々なことがありましたね。かなり苦しい時期もありましたし。
今は思わず「幸せだなあ」とつぶやいてしまうくらい毎日おだやかな日々です。
そんな過去も、過酷と思われる事柄も、全て夢のよう。過酷と感じたのも自分の思考が紡いだ物語で、今はどこにもないのだと気づいてから、苦しみも同時に消えてしまったような気がします。
あんなに色々引き寄せたかったのは、自分がどうにかしないとならないという自我が作り出した不安からでした。本当は何も引き寄せる必要はなくて、引き寄せのために色々なこともしなくて良いのだとわかった時、大きな安堵がありました。引き寄せなくても、ちゃんと起きてきます。自我の願いより遥かに素晴らしいことが。
大きなこともしなくていいし、目の前のできることを一つ一つやっていると、自然に周りが動いていきます。それは本当に楽ですね。
薬の影響か、かなり眠くてだるいのですが、頭の中は相変わらず食べ物がほとんどを占めているので、今日はこれからクッキーを焼こうと思います。そして絵を描いたり、簡単に片付けをして、歩きにも行く予定です。でもそうならないかもしれません。その時起きてくるままにやっていこうと思います。
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