GW初日、支援の列=ボランティアが汗-渋滞懸念、募集限定も・熊本地震
 

 ゴールデンウイーク(GW)初日の29日、熊本地震の被災地には多くのボランティアが集まり、住宅の片付けなどに汗を流した。若者の姿が目立ったほか、自らも被災しながら支援の列に並ぶ人もいた。
 熊本市中心部の広場に設けられた災害ボランティアセンター。同級生5人で来た県立高校2年の桑本瞳莉さん(16)は、前日も1人暮らしの高齢女性宅で手伝った。「屋根瓦や割れた食器を片付けた。『助かりました』と言ってもらった」と笑顔を見せた。
 住宅の倒壊が相次いだ益城町では、ボランティアセンターの受け付け開始前から約200人が列を作った。熊本市の中尾和美さん(43)は被災した自宅の片付けにめどがつき、高3の娘と初めて参加した。「益城町には娘の知り合いもいる。家屋の片付けなど手伝いができれば」と話した。
 大規模な土砂崩れが起きた南阿蘇村にもボランティアが集まった。大分県竹田市の女性会社員(28)はGWを利用し、南阿蘇中学校で物資の仕分け作業に参加した。熊本県内の大学に通っていたといい、「思い入れもあるし、好きな場所。熊本のために何かしたいと思って来た」と語った。
 旧久木野中学校に隣接した空き地では、ボランティアがごみになった畳や家財道具などを運び、住民の廃棄作業を手伝っていた。
 村のボランティアセンターには、屋根瓦の片付けなど住宅に関する依頼が前日までに約80件寄せられた。がれきの運搬など危険を伴う作業にはボランティアを派遣できないため、高齢者宅で倒れた家具の片付けなどを行った。同様の依頼は6~7件あり、担当者は手配に追われた。
 県内では熊本市を除き、交通渋滞や宿泊場所が確保できないなどの懸念から5月8日までの間、ボランティアの希望者を九州や県内などに限定している所が多い。県社会福祉協議会は「ボランティア活動は中長期的に続く。末永い支援を」と呼び掛けている。 【時事通信社】一日も早い復興
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