50歳近くになると、だんだんと疲れが取れにくくなってきますよね。私自身もそうでした。眠りが浅くなり、朝起きてもどんより。すっきり起きられず、ベッドの中で丸まってグズグズしてしまった経験もあります。「スタミナがなくなったのかな…」。そんなふうに感じるのが、この年代かもしれません。今は気功を続けていることで、以前のように疲れ切ることはほとんどなくなり、朝も比較的すっきり目覚められるようになりました。眠りも深くなり、自律神経も落ち着いています。とはいえ、誰もが気功をするわけではありませんよね。今日は、気功を前提にしないお話として書いてみます。
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マレーシア政府認定の
ウェルネス・メディカル気功師として、
ジンジャン政府複合病院傘下の
保健省認定ホリスティックセンターで、
気功施術者として臨床に携わっています。
病気や怪我、慢性的な身体の不調から、
メンタル面の疲れやストレスまで、
身体と心を切り離さず、
その方全体を一つとして捉える施術を行っています。
またプライベートでは、
対面に加えて、世界中の方を対象に
遠隔での施術も行っています。
このブログでは、
日々の施術の現場で感じたことや、
年齢とともに変化していく身体との向き合い方、
そして日常の中で、
無理なく取り入れられる
気功・呼吸・意識のヒントを綴っています。
どうぞよろしくお願いします!
なぜ中年になると疲れが取れないの?
結論から言うと、
50代から疲れが翌日に抜けない本当の理由は、
「疲れやすくなった」のではなく、
回復の仕組みが追いつかなくなるからです。
若い頃と何が決定的に違うのか
20〜40代までは、
疲れる→ 寝る→ 勝手に回復する
という、いわば自動回復システムがしっかり働いていました。
50代以降は、この自動回復力が弱まり、
疲れが処理されないまま、身体の中に残りやすくなります。
身体の中で実際に起きていること
1. 自律神経の切り替えが遅くなる
疲労回復に必要なのは、
単に「休むこと」ではなく、
交感神経 → 副交感神経への切り替えです。
50代以降は、この切り替えがうまくいかず、
休んでいるつもりでも
身体は緊張したまま、ということが起こります。
これが、
「寝ても疲れが取れない」理由です。
2. 内臓の“処理能力”が落ちる
疲れは筋肉だけでなく、
肝臓・腎臓・消化器などが処理しています。
年齢とともに、老廃物の処理が遅れる
-
エネルギーの再生が間に合わなくなる
その結果、
疲れが翌日に持ち越されるようになります。
気功・中医学的に見ると
これは単なる老化ではなく、
使う力 > 回復する力
になり始めた状態と考えます。
つまりだんだんと、陰のエネルギーの方が大きくなります。
特に関係するのが、
腎(生命エネルギーの貯蔵)
肝(回復と循環)
で、これらの機能が衰えれば、老化が加速されるわけです。
ここが頑張り続けると、
疲れはなかなか抜けなくなります。
多くの人がやってしまう“逆効果”
疲れが取れないとき、つい、
栄養を増やす
運動を増やす
気合を入れる
ことをしがちですが、
実はこれが回復力をさらに消耗させてしまうこともあります。
では、50代からの身体を、
がんばらずに整え直すために、
今日からできることは何でしょうか。
後編では、
日常の中で無理なく取り入れられる
小さなヒントをお伝えします。
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