願わくは 花の下にて 春死なん

 その如月の 望月のころ


旅に生き桜と月を愛した歌人

西行の有名な歌


「山家集」から


源平合戦の最中

1180年から1185年ごろのことらしい


旅に生き、桜と月を愛した西行が

満開の桜の下で死にたいと思った


舞う桜はその歌を思い起こさせる。


西行は更に

その時はお釈迦さまの入滅された

2月15日と詠ったが、それは旧暦で

3月の終わり、桜が満開となり散りゆく頃


実際、西行は2月16日に享年73歳

で亡くなり思いを遂げたそう。


この歌はその10年前

60歳頃のとき

その時代では長生きだった西行が

詠った歌だそうだ


23歳で出家し

旅に生きた西行が

もう思い残すこともなく

この満開の桜の下で死ねたならと

思うほど、美しかった、、、、、



それはありがたいことに



いまも少しも変わらなくて



今年は心ゆくまで桜を眺められる



もうハラハラと桜は舞い始めて



今年は意外と桜ばかり1人で眺めていて



近くで撮り続けて今さら気がついた、、、



みんなは知っていたかもしれないけど



蕾のときはピンク色で

満開の桜は白く青く光り



やがて散り際の近い桜はピンク色になる



散り際に再びピンク色に染まって



花びらはハラハラと散り

青い新芽が出てくるのだ


それは調べてみると

アントシアニンという色素が関係していて

蕾の時は多く含まれ、開花すると量が減り

また少しずつ量が増えて散り際に

ピンク色になるそうである


毎年、桜は白いとか

青いとか思っていたけれども

それは見た時期であり

今日あたりの桜は

遠目には全体がピンク色である


開花までの期間が短いと

花の色は薄く長いと濃い


蕾の時の温度が低いと色が濃く

高いと薄くなるとも言われているそうだ



ああでも、、、

それならばもう、、、

今年の桜は過ぎ行きようとしている、、、


青い時がピンク色の蕾なら

大人になって満開なのに白い時代を過ごし

晩年、散るその時が遠くないことを知り

もう一度ピンク色に輝きて

そしてハラハラとハラハラと舞う


遠い日の西行法師に思いを馳せ


次の世代に変わらぬ桜を残せたなら


花吹雪に身を委ね


長いときを思い


大切な人を思い


我も 花の下にて 春死なん



公園の音が入っていますので

音は消してご覧くださいませ🙇‍♀️🌸