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— 『リエゾン』金曜ナイトドラマ【公式】 (@liaison_ex) 2023年3月9日
#リエゾン 120秒予告
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最終回は今夜11時15分放送です🫧
ぜひご覧ください🏡
🦉【最新話】見逃し配信中🌛
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関西は今日の深夜、毎回楽しみにしていた「リエゾン」がわずか8回で最終回になった。このところのドラマは、3ヶ月で推移するのは知っていたが、あまりにも短い。
ただ、深夜枠でありながら、このドラマは関係者の関心と共感を深く呼んだ。1回ものでなく、8回も放送させてもらった、という見方もあるようだ。
最終回の話も繊細で深いテーマだった。自閉症の優美ちゃんと弟ゆうくんがお母さんが亡くなったということを受け止めるシーン。
ドラマの設定も辛かった。お母さんが事故で亡くなった訳も、優美ちゃんが普段食べているシリアルがなくなってしまう。優美ちゃんは「ぶたさんのマークのシリアル」しか食べられない。「シリアルはブタさんのマークです」と紋切り型に言い続ける優美ちゃん。お父さんが会社帰りに買ってくる約束を忘れてしまった。それでお母さんが、夜に代わりに買いに行って事故にあってしまった。
自閉症の子は「これでないとダメ」と味や食感にこだわって、それでないとダメなことが結構ある。その為、関わる保護者は、それを常備することに奔走する。終売にでもなろうものなら、こちらが気が狂いそうだ。
お母さんの事故の知らせを受けて、一刻も早くお母さんの元に駆けつけたいお父さんだが、優美ちゃんが暴れて大泣きして行きたがらない。何とか必死でなだめて、病院に子ども2人連れて駆けつけるが、お母さんは既に亡くなられていた。その廊下で、優美ちゃんは家に帰りたい帰りたいと大泣きする。
(お父さんが佐山先生に語った回想シーン)
「優美のために、毎日必死だった妻が死んでしまったのに、そのことになんの感情もわかないのか。情けないのと、悲しいのと、同時に怒りも、、、『優美なんでわからんないんだ❣️ 優美、お外では泣きません。大きい声は出しません❣️わかるか❓』、、その時も必死に堪えました。でも心の中では、もうやめたくれ、お願いだから、、、なんでお前は何も感じないんだ❣️❣️怒りが突きあげてきて、、、すみません、こんな話、、、」
「話して下さってありがとうございます。お父さんもお辛かったと思います」
「確かに優美ちゃんには、お母さんの死を理解するのは難しいかもしれません。けれども、悲しみの表し方はそれぞれです。特にASDの子は考えが頭の中で飛躍し、思いがけないことを考えてしまうことがあります」
優美ちゃんは先日の子ども達のグリーフケアで、参加していた男の子が「お母さんは死んでおばけになりました」というのを信じていた。遊園地の絵本を見て、お母さんはお化け屋敷にいる、と思い込んでいる。
佐山先生は例え子どもであっても、死をきちんと認識させた方が良いのではないか、そうでないと余計混乱してしまうとお父さんに伝える。
「天国へ行った、遠い所へ行った、お星様になった、お化けになった、子どもはそれを信じてしまいます」
優美ちゃんは、人混みも音も苦手なので、イヤーマフをして外出する。それはお母さんが外出の時にするようにと、プレゼントしたものだった。本当は興味のない遊園地、でも、お化け屋敷にはお母さんがいるから、と行く優美ちゃん。
お父さんは、優美ちゃんとゆうくんに、お化け屋敷にはお母さんがいないことを説明する。死とは何か。いなくなってしまって、、もう逢えないことだと説明する。
はっきりと言葉で聴くことで、死とは何かを理解する優美ちゃん。大泣きするが、お父さんとの約束、人前で大声で泣きませんを必死で守ろうとする。お父さんは、、今は泣いていい、思い切り泣いていいと、3人でお母さんの死を受け止めて泣く。
後日のグリーフケアで、優美ちゃんはうまく言えないけど、弟のゆうくんが頑張って、お母さんが死んだと口にする。泣くゆうくんを、優美ちゃんは優しく撫でてあげる。
この場面のすごいのは、、、
自閉症の子は、人混みや人や音が苦手な感覚過敏があることが多いこと。言葉で言われたそのままを理解してしまうこと。けれども、わかるように、ハッキリと事実を濁さずに言った方が伝わりやすいこと、一度言われたことは覚えていて、時間が経過した後でもそれを守ろうとすること、など多くの特徴が組み込まれている。
何かことが起こった時、それが自分が起因すると気付きにくい。けれども、あとからでもそのことに気付いた時、深く傷ついていることもある。
「誰が悪いんだと思う❓」物事が起こった後で当時者の子どもに聴いてみた時、これはうちの娘にもだが、他人の名前が沢山出てくると思った。けれども「自分が悪い。他の人は悪くない。自分が悪い」と自分を責めていることがある。衝撃だった。彼ら自身も、本当に大変な世界を生きているんだと、、つくづく思う。
最終回で、育三郎さん演じる佐山クリニックも、お父さんの経営する大病院での児童精神科に組み込まれようとする。佐山先生自身が、幼い頃に母を亡くし、医者であり叔母の佐山クリニックで育った。医師一家というすごい一族だ。お父さんもまた、妻を亡くして、病院の経営に奔走した人だった。佐山クリニックに転がりこんでいた、ADHDの志保先生も、親に構ってもらえず幼い頃に佐山クリニックに1人でやってきて、叔母さんに救ってもらった1人。子ども1人で来るので診察は出来ないが「大丈夫、あなたは大丈夫」と、叔母さんは幼い志保先生を抱き抱えて励まし続けた。
佐山クリニックは、経営は難しい状態ながらも、1人1人の話をじっくり聴いて、療育やグループケアをする体制を維持することを、大病院のお父さんに宣言する。
佐山クリニックのように、児童精神科医がいて、臨床心理士がいて、言語聴覚士がいて、看護師がいて、という場所は本当に貴重である。個人病院ではなかなか難しいが、個人病院でこの体制が敷かれたら最強である。
娘の主治医ももうやがて10年になる。その頃は、先生がお父様から引き継がれて、お父様と2人体制だったが、今や先生ご自身もかなりお忙しい。午前は普通の診療。午後2時から4時まで、カウンセリングをして下さっている。そして午後5時からまた診察。2ヶ月に1度ほどでも、1時間程自由に話を聴いて下さる。娘が行っても行かなくても。そして「りりおんさんもういいですよね❓」と仰らないで下さるのが、本当にありがたい。
今は親ガチャとか、子は親も環境も選べないことが大きな社会問題ともなっている。子はどこに生まれるかわからない。そして、1人で生きることの出来ない子ども時代に受けたトラウマは、長くその人の中に残り続ける。
それでも、、、そんな子ども時代を抜けて、何か障害や病気のある人はしっかりと守られるべきであるし、自分が生まれた環境が恵まれなかったと気付いた人は、気付く力がその人には与えられたということ。
佐山先生は、初めてお父さんに頼みごとをした。研修医の志保先生を、3年間引き受けてもらうことだった。志保先生は気乗りしない。佐山クリニックにいたがっている。けれども、佐山先生は志保先生に確かな医者になってもらう為に、心を鬼にして送り出す。ADHDの志保先生は、真っ直ぐで、優しい柔らかなハートを持っている。
「大丈夫、あなたはきっといい医者になります。あなたにしかできないことがあります」
辛い経験も、苦しい経験も、地を這うような経験も、何一つ無駄にはならない。人がしていないような経験こそ、あなたにしかわからないのだ。世の中には、消えていく理不尽な話が多い中で、あなたにしか説明できないのだ。
文中に出てきた「グリーフケア」とは
身近な人との死別を経験し、悲嘆に暮れる人を、悲しみから立ち直れるように支援することである。 グリーフ(grief)とは、深い悲しみを意味する。 遺族に寄り添う姿勢が大切であるとされている。
身近な大切な人との死別は本当に悲しいが、亡くなった人はもう、帰って来ない。その深い悲しみや苦しみに寄り添うことも本当に大切だ。
そして、生きていて起こる様々なことも。
あなたにしかないものがある
あなたにしかできないこと
私にしかできないこと
何を経験して何を見て来たか。
自分にまだ気力体力があるか。
こんなに歳をとったが、それでもまだ
考え続けている。
今回、発達障害の子ども達にスポットをあて、特に関わる保護者と、子どもの診療所で診るという観点からスポットがあたったこと。そのマイナーながら、実際にある世界が、関係者の鋭意努力で、限りなく忠実に再現されたことに、心より敬意と感謝を申し上げます🙇♀️🙇♀️💕
願わくば、発達障害の子どもや取り巻く人々にスポットを当てつつも、それが誰にでも当てはまり、誰かに刺さる物語が、今度は是非、ゴールデンタイムの枠で取り上げられますように🙇♀️😘💕
全ての子どもが幸福に育つ環境は
おそらく存在しない。
けれど、子ども時代の幸福な記憶は
一生のたからものになる
子ども達がそんな日々を過ごせるよう
切に願い 手を差し伸べる
それは全人生を賭けるだけの
価値がある仕事
「あなたにしかないものがある」



