2019/8/27の限定記事ですが

2022/12/15に公開しました。



次男が麻酔科NGになった事で

麻酔に関する本を読みあさり 勉強した。


ネットで拡散される 安易な情報だけで
先生にお願いします と投げるだけではなく、
次男の中で何が起こるのか
どこに違和感があるのか
専門的な事を知りたいと思った。


何故 当日 元気いっぱいの次男にも関わらず
麻酔科が手術の許可をしなかったのか?
わかった事があった。




まず、、
全身麻酔とは
深い睡眠とは違い
仮死状態を作っている状態にある。 
自発呼吸が出来なくなる為に
人工呼吸器を装着する。


体が傷つけられると 痛みで防御反応が起こる。

交感神経が緊張状態になり
身を守るように 
むくみ 痛み 脈拍数増加 血圧上昇 炎症
という防御反応が起こる。
それを調整する為の医療行為として
麻酔がある。

もし 麻酔なしで手術をすれば
激しい痛みとともに 血管が収縮し
血圧が急激に上がる。

血圧が上がりすぎて血管が破れたり
心臓の動きが速くなりすぎて
脈拍のリズムが不規則になる。
ショック状態になり いのちを落とす事になる。



麻酔薬は毒物で
体の機能を著しく低下させる。
安全な量を使えば有効な薬物だが
その範囲がとても狭い。


一般的に
「手術をすれば治る」
「麻酔をすれば痛くない」
というメリットの方が注目されがちだが
全身麻酔は治療法として 最後の手段。
だからこそ 麻酔は命綱として手術に不可欠なものです。



なぜ
手術ができなかったのか?
手術が終了すると 覚醒 という麻酔科医の最も注意すべき瞬間があります。

無事に意識が戻るか
自力で呼吸が出来るか
合併症はないか 注意深くみます。

覚醒の途中は
自律神経のバランスが崩れているので
気管支喘息の発作や
心筋梗塞が起こりやすい状態です。

チューブを抜くのが遅いと
チューブが気管を刺激し
痙攣や喘息がおこったり 嘔吐する場合もある。
この時に チアノーゼになってしまう事も考えられる為、
次男の 数日前の咳を深刻に受け止め
キャンセルになったのだろうと考えます。