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さて今日は「ビタミンC」についてちょっと思ったことがあったので
記事を書いていきます。
◎『EBiS(エビス化粧品) Cエッセンス』というアイテムを買ってみた
ちょっと前に
ビタミンC系化粧品で有名な「メラノCC」と「ケシミン」というアイテムについて解説する記事&動画を上げています。
▶どっちが効くの?シミは消せるの!?対決【メラノCC】VS【ケシミン】~しみ対策化粧品の真の効果~
この際に、色々コメントを頂いたのですが
その中で
「ビタミンC化粧品で【エビス Cエッセンス】というのがとても効果があるとL○Kでやっていたんですが、この商品はどうなのでしょうか?」
という質問を頂いたんです。
お話によるとメラノCCやその他のシミ対策系化粧品と比較しても一番効果があったと評価されていたらしく。
それは凄いことですね…!!
ということで実際に取り寄せてみました。
これが「EBiS(エビス化粧品)さんの「Cエッセンス」というアイテム。
僕は10mlのものをまずは購入したのですが、
![]() |
EBiS(エビス化粧品) Cエッセンス 20ml(ビタミンC 5%美容液) ビタミンC誘導体配合
3,740円
Amazon |
他にも20mlや50mlなどもあります。
10mlだと1760円と比較的お求めやすくは見えますが、
50mlだと6600円くらいするので、
結構高額のコスメに該当するのかなという気もします…(^^;)
これ、ぱっと見ると「ビタミンC 5%美容液」と書いてあって、
「ビタミンC」という成分が5%入っているのかな?と普通の人は思うでしょう…。
ただ、これはよくよく説明を読んでいくと
「ビタミンC」を5%入れているのではなく、「ビタミンC誘導体」を5%入れているということに気が付きます。
正直紛らわしいなぁと思いましたので、もう少し分かりやすくして欲しいですね…(^_^;)
◎多くのメーカーが美容液に「ビタミンC」を主成分として配合しない理由
エビスさんの化粧品の話をする前にちょっとだけ脇道に逸れたいのですが、
こういったビタミンC系化粧品で、
「ビタミンC」そのものを配合しているものって
実質ロート製薬の「メラノCC」か「オバジ」くらいしかありません。
他社製のビタミンCコスメはほぼすべてビタミンC誘導体を配合していると思って良いと思います。
これはなぜかと言うと、
まず理由としては何度も言っているように
「ビタミンC」そのもの(アスコルビン酸)は、
普通に化粧品に高濃度で配合すると、
安定性が非常に悪く、さらに肌にとても刺激が出やすいという特徴があるのです。
ちょくちょくTwitterとかでも
「美肌のためにはビタミンCを積極的に塗ろう!」
みたいなことをつぶやいている人も見られるのですが
個人的には「ビタミンC」そのものを肌に積極的に塗布するのはあまりオススメではないです。
ビタミンC顆粒とかもあってそれを化粧水に混ぜて使う人もいますが、
肌が敏感な人は本当に注意した方が良い使い方です。
というのも、ビタミンCは「L-アスコルビン酸」という成分で、
お肌の健康を維持するためにとても重要な成分として知られています。
たとえばコラーゲンの生成の際に非常に重要な働きをしていたり、
紫外線による肌の酸化ストレスを軽減したり、
単純に肌が黒くなるのを予防ししたり、
様々な美容に対する有効性が認められています。
ただし、これはあくまで経口摂取における「栄養素」としての話であって、
皮膚塗布の場合は
経口摂取時のような美容効果と同じものは期待出来ません。
皮膚塗布で期待できる効果はというと、
・肌表面の酸化反応を抑制すること
が一番大きく、
この作用によってメラニンの酸化を抑える効果で美白成分として認められています。
ただ、
このビタミンCというのは「還元作用」という効果を持っていて、
この作用が酸化抑制効果として働いているのですが…
この「還元」という性質は、お肌にとっては実は諸刃の刃です。
ちょっと前に国民生活センターが、「除毛剤」について注意喚起しているのをご存知でしょうか。
かずのすけ@kazunosuke13
ちなみに「チオグリコール酸カルシウム」はパーマ薬の主成分である「チオグリコール酸アンモニウム」の兄弟みたいな成分。いわゆる【還元剤】というもので、毛や皮膚の主成分である『ケラチン』の結合を切断して軟化分解する性質があります。肌バリアが物凄く低下するので本当に注意して欲しいです。
2019年12月19日 19:21
この除毛剤の主成分には「チオグリコール酸カルシウム」という成分が使われていて、
これは強力な「還元剤」というタイプの成分で、
肌や毛のタンパク質(ケラチン)が還元することで脆くなる性質を利用して配合されています。
なんでこんな話をいきなり持ってくるのかというと、
実はこの「還元性」という効果は、
ビタミンC(アスコルビン酸)の持つ「還元作用」と効果自体は同じものなんです。
もちろん強弱の違いはあり、チオグリコール酸カルシウムのほうが断然強い作用ですけどね。
ただ、ビタミンC(アスコルビン酸)も、程度は弱くとも還元作用を示す成分である以上、
多量に積極的に塗布しすぎると
還元性を強く発揮しすぎて皮膚のバリアを弱くしてしまう可能性があるということです。
あとはpH2くらいのかなり強めの酸性物質なので、
それ自体が肌刺激につながる懸念もあります。
ロート製薬さんがこの成分を高濃度で配合できているのは、
ビタミンCの活性を極力抑えながら安定化する技術を独占して保持しているからであって
他社は現状ではこれを真似することは出来ません。
まぁ、中には院内処方化粧品とかで、美容皮膚科とかで活性型ビタミンCをただ高濃度で入れた化粧品とかが買えるかもしれないのですが
ビタミンCは水に溶かして置いておくと本当にすぐに活性を失っていくため
肌につける頃には何の意味もない不活性のビタミンCになっているなんてこともよくある話です(^^;)
(この場合は刺激もないのである意味安全ですけどね…)
これだけ人気な成分なのに、多くのメーカーが活性型ビタミンCの高濃度化粧品をほとんど作らないのはそういうわけです。
あと、さっきも言いましたが、
実際にはそこまで激推しするほど皮膚塗布の美容効果って無いんですよね…;(苦笑)
ビタミンC自体は確かに酸化抑制効果がありますが、
効果が一気に発揮されてしまうので、塗ったその直後は効果あってもすぐに効果を失って一日中効果を保ってくれるわけでもないのです。
◎ビタミンCは「毛穴」に効くのか?
あと、「ビタミンC系化粧品は毛穴に効く」という噂がありますよね。
これについても一応言及しておきますと、
「効く」の意味合いをどのように捉えるかだと思います。
ビタミンC系化粧品が毛穴に効くと仮定したとすると、
以下の要素で毛穴が目立たなくなるのではないかと僕は考えます。
・微弱刺激による収斂(しゅうれん)効果で一時的に毛穴が引き締まる
・酸化抑制効果でメラニンの沈着&皮脂の酸化による黒ずみを防ぐ
の2つです。
あと色々調べると、「皮脂抑制効果がある」という意見もあるものの、
これについては確たる根拠を見つけられていません。
まぁ皮脂の酸化を防ぐことで、過酸化脂質による刺激や酸化ストレスを低減できますので、
皮脂が刺激や酸化によって分泌促進されることを前提にすれば無理からぬ理論ではないかなという気はします。
(ただ、信頼できる実証データは見つけられていません)
(あと収斂効果で一時的に皮脂は出にくくなるのかなという気もしなくはないですが…刺激になるので逆効果な気もする)
上記2つはメカニズム的に十分ありえる話なので、それをメインに話をすると
ビタミンC系をつけたその時はたしかに収斂効果で毛穴が引きしまることはあると思います。
また長期的に酸化抑制できるならば、毛穴の目立ちを改善することも出来る可能性があります。
ただ、収斂効果はあくまで一時的なものなので、これで毛穴そのものがどんどん改善することはなさそうです。
酸化抑制効果も、ビタミンCそのものはそんなに続かないので、、
効果を見込むなら長期的に効果が持続するビタミンC誘導体を使う必要があるでしょう。
しかし、これもあくまで「黒ずみ」の防止効果なので、明らかに毛穴が縮んだり、
今ある毛穴の黒ずみがすぐさま消えるというわけではありません。
あくまで長く続けてちょっとずつ効果が出てくるかも?という程度の効果です。
◎『ビタミンC誘導体化粧品』を選ぶときの注意点
というわけでようやく本題に入るのですが、
結局のところ安全性とか長期的な使用や効果持続を考慮すると、
「ビタミンC」そのものを皮膚塗布するよりも
「ビタミンC誘導体」でちゃんと効果の見込めるものを使いたいよね、という話です。
(ビタミンC誘導体はビタミンCを加工して安全性や効果持続性を高めた成分)
それで今回エビスさんのビタミンC誘導体美容液を買ってみたのですが、
こちら、まず成分がこんな感じになっています。
これ、実は僕的に「結構良いな!」と思って買ったんですよ。
ベース成分はBGのみで、
ビタミンC誘導体は「アスコルビルリン酸Na」です。
これはリン酸エステル型のビタミンC誘導体で、
水溶性ビタミンC誘導体の中では結構しっかりした効果が期待できる成分です。
ちゃんと配合できれば安全性も高めで、これは化粧品ですが、
医薬部外品の美白有効成分としても登録されています。
個人的にはビタミンC誘導体の中でも結構オススメの成分だと思っています。
これが5%も入っているということで、かなり期待大です…!!
あと他の成分はpH調整剤や防腐剤などの安定化剤ですから、
シンプルにこの成分だけを日頃のスキンケアに追加できる面白いアイテムです。
こんな感じ↓のスポイト式の製品になっていて、
そのまま塗布してもいいし、化粧水に混ぜて使うこともできそうです。
成分もシンプルですし、これなら使えそうだ!と思い
しばらく利用してみました。
…が、、
結論から言うと僕の肌には合いませんでした(;^_^A
最初は気にならなかったのですが
3日くらい継続したときにつけたときの感触が、若干ヒリヒリするような気がする…、、
と感じてきまして、
「そういえば…。」
と思って調べてみました。
ズバリ、「pH」です。
実はこの「リン酸エステル型」のビタミンC誘導体って、
効果もかなり期待できるし僕自身結構いい成分だなと思っているのですが
一点だけ重大な弱点があるんですよ。
それが、こちら。
ご覧のように、
成分自体が弱アルカリ性なので、そのままpHが弱アルカリ性になっている化粧品が多いということですね。
正確に測ってみると、pH=8.7という数値でしたが、
これは正直少しpH高くないか?と思いました。
ビタミンC誘導体自体刺激がちょっと出やすいですが、
今回はこのアルカリ性が原因だった可能性もありそうです。
実はこの話題、昔も取り上げているんですよね。
リン酸エステル型ビタミンC誘導体の安定pHはおよそ7.0~8.5程度と言われていて、
(ナトリウム塩なので若干違う可能性あり)
低刺激化するには極力pHを中性に近づけないといけないというちょっと面倒な成分なんですよ。
(弱酸性にすると分解してしまう)
たとえばこちらで紹介している
アスタリフトの「エッセンスインフィルト」という商品は
リン酸エステル型のビタミンC誘導体を3%以上配合している美白美容液なのですが、
pHは7.3程度に設定されており、極力刺激にならないように工夫されていました。
その点で、こちらのエビスさんの美容液では十分な工夫がされていないようでした。
成分が凄くシンプルで良かっただけに少し残念に思いました…。
◎ビタミンC誘導体コスメは「刺激を感じるものは控える」が鉄則!
というわけで、
ビタミンC誘導体コスメの選び方の鉄則なのですが、
「刺激になるものはどんなにいい成分でも控えたほうが良い」ということです。
これはどんな化粧品においても同じことが言えますが、
刺激になってしまえばどんなに良い効果も半減か、むしろマイナスになってしまいます。
(メラニンは刺激にも反応して生成されるので、逆効果でシミが出来てしまうことも…)
もちろん、こちらの製品は誘導体が高濃度で入っているので
使える方にはかなりの効果が見込めると思います。
しかし一方で、十分な低刺激化がされている処方ではないようなので
使える人は選びそうですね。
こういった刺激というのは人によって感じる感じないの差がありますので、
例えば石鹸洗顔でも乾燥を感じにくいアルカリに強めの肌質の方には結構オススメできると思います!
特にビタミンC系の化粧品は刺激が出やすいものが多いですから、
合う合わないがかなりはっきり分かれると思います。
「ピリピリ感じるけど肌に良いと評判だから無理にでも使う…!!」
というのはくれぐれもお控え頂いた方が良いと思います。
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