11月5日 久しぶりに友人から電話がありましたが 生憎の来客中で電話にでられませんでした。
その後1時間くらいしてこちらから電話をしましたが通じません。
なんだか胸騒ぎがしました。
そしてその直後友人からの電話があったのですが洗濯物を干していてまた気づきませんでした。
それからやっと通じた電話。。。。彼女は泣くだけでしたが。。。。。。
私はずっと肝臓がんで闘病中だった旦那様が亡くなったことを察しました。
11月4日早朝のことだったそうです。
彼女とはあるサークルで知り合いいがみあったこともありましたが その後和解し仲良しになりました。
旦那様が数年前から入退院を繰り返し 今年春 命の期限を宣告されたとき 彼女は驚くほど落ち着いて私に報告してくれたのでした。
覚悟と決意がその眼の奥にみえました。
その後 酷暑の中 ランチしながら
「お医者様はああ仰ったが いまのところ案外元気で食欲もあるのよ。」
「それじゃ 大丈夫!人間食べられってことは健康だってことよ。大丈夫!大丈夫!」
「じゃあ 今日はゆっくりしちゃおうかな?
これから○○でお茶にしましょうよ。」
「ほんと?じゃああと30分ね。旦那様おうちでまってらっしゃるから。」
「そんなことないわよ。私がいないから一人でゆっくりしてたりするわ(笑)」
なんて言いながら 聞きながら・・・・・・本当はそういい状態じゃないのではないか・・・・・・と・・・・
あれから3か月
春お医者様に宣告されたとおり静香に永眠されたそうです。
苦しむことなく眠るように静かに穏やかに。。。。。。
電話口でなきながら 「旦那が死んだ」とだけ彼女は言い二人でなきました。
こんなとき どんな声をかけていいかわからない いっしょになくことしかできない非力な自分です。
「それで。。。」と 私から話し始めました。
「お悔やみにいってもかまわないかしら?」
旧家の彼女のうちは本家に当たり 兄弟だけでなく分家の親戚がぽつぽつ弔問にきてるから。。。と。。。。
私「コロナでお焼香もできないの?」
彼女「葬儀のまえ 1時間を会葬にあててるから。。。
サークルの人たちには言わないでほしい あなただけにおはなししたかった」と・・・・
あ~~ そうか~
つまり その時に来てほしいっていうこと!!
そして今日 言われた会葬の時間より少し前に会場にはいりました。
憔悴しげっそりと痩せた彼女の顔がみえました。
そして彼女の真っ白の大き目のマスクの上の眼だけが私をとらえたように見えました。
彼女は席をたち私のところに小走りにはしってくると私の肩に顔をうずめました。
なにもいわず肩をだき背中をお互いにたたきました。
これだけでした。
彼女は わたしのことだからきっときっと会葬者が来る前にきてくれると信じてた。。。。
私も彼女は私を待ってるに違いないと思っていました。
いっしょにいった主人も黙って背中をさすっていました。
お焼香をして帰宅しました。
コロナの中でのお葬式は故人をゆっくりと偲んで。。。と言う時間はありません。
会葬者は3密を避けてただお焼香して施主に会釈して帰るだけ。。。
車の中で 「○〇さんはおまえのと待っていたんだなぁ。」と主人
「そうね」と答え 彼女のことを思いました。
旧家に嫁ぎ大姑 姑のいる大家族に仕え 若いときは大変だったけど結構かわいがられたわ、という話を聞き
「私たちは同じ境遇ね。」なんて笑いながら話したのこともありました。
しばらくはさみしい思いをすることでしょうが いつか 寂しさが懐かしさとなり良い思い出として心に残ることだと信じています。
持ち前のおおらかさと明るさが彼女をまた陽気な彼女へと戻してくれることでしょう。
それがいちばんの旦那様への供養となる!といつか彼女に話してあげたい。。。
そう思いながら 肝臓癌という重い衣をぬぎさって奥様や子供たちに感謝しながら静かに旅立ったご主人さまだと確信し 今はご冥福を祈るばかりです。合掌
