3年前に亡くなった義母が生前 私に時計を下さいました。
それは今から30年前に初めてヨーロッパに行ったとき 買ってきたΩの時計でした。
義父と初めてのヨーロッパに母はドキドキしながら
私は旅支度のお手伝いをして送り出しました。
そのとき 買ってきた時計です。
当時の義両親にとっては贅沢なお土産でした。
それから義母は10年くらいして ベルトを取り替えてこれを私にくださるというのです。
私は遠慮して
つかいたくなったらお借りしますからそのときは使わせてください!
といい 頂きませんでした。
それからまた10年くらい時が流れ・・・・・・・
義母が癌になり
これをまた出してきて私に下さると言いました。
このときも
お義母さんのほうが似合いますよ!
とお断りしました。
そして本当によわってきてねたきりになったとき
あのΩの時計はうごいてる?
と聞きました。
だして来たらとまっていました。
電池とベルトをこうかんしてきて!と・・・・・・・
いわれるままに交換にいきました。
Ωからベルトが届くのに二か月かかりました。
届けられた時計をみて満足なお顔になりました。
これは あなたがつかうのよ。と・・・・・・・
それから 数か月義母は
本当に旅だちました。
私の手元にはΩがありました。
実の娘にもはなしていたようで 義妹もこれは私に!と・・・・
義母の形見となりました。
それからまもなく時計は止まりました。
持っていくと「もう寿命です。オーバーホールが必要ですが5万円ほどかかります。」
と言われました。
主人は新しい時計をかうか?と言ってくれましたが 義母をおもうと廃棄処分にするのは心が傷みます。
直しにだそうかと思ってる矢先 実家の母の癌が悪化しました。
それからその時計はとまったまましまってありました。
母を見送った後 あの時計が思いだされました。
そして 8月末 修理に出しました。
それが昨日出来上がったと連絡があり 今日届けてくれました。
ムーブメントを新しくして 針もあたらしくして 新品同様の時計に生まれ変わりました。
今は丸形が主流 四角の時計は今はΩにはないそうです。
時計屋さんが
これがΩのサービスです。
これがΩの技術です。
何十年たってもしっかりとメンテナンスしてくれる。
部品もずっとつくってくれる。
これがスイスのオメガの技術です。
と・・・・・・・・
さらに二年の補償付きでその間の修理は無料でやってくれるとか・・・・・
義母がもどってきたような気がします。
私をまもってくれたような気がします。
時代遅れのデザインかもしれませんがこれからも大切にしていこうと思います。
お金はかかりましたが その価値は十分にあると思います。
実は私コンストレーションももっているので これでΩがふたつになりました。


