こうして、
丁寧に1つひとつ思い出していくと、
あ、
あんなこともあったな、
こんなこともあった。
ブログを書いた後にも思い出したりします。
もっとたくさんあったであろう出来事の中で、
覚えているエピソードって一握り。
思い出したことはまた
追加で記録していくとしよう。
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【 SATORU's story 】
◉ season1 エピソード3 思春期 中学生② 編】
「生理の始まり」
女性の身体には月経がある。
そんな当たり前のこと、
知ってたようでどうだったんだろう。
その日は突然やってきた。
中学2年の時だった。
「オカン!大変や!大変なことになってる!」
お漏らしした恥ずかしさに似たような、
報告をする。
「生理が来たんやな。おめでとう!」
赤飯を炊き、
お祝いしてくれた。
あれ?
なんか想像と違った。
パンツが汚れたけど、
これはオメデタイことなんだな。
とりあえず、
うまそうな飯は食おう!
女性は子どもを産むために必要な
身体の成長と仕組みを自然と整えていく。
身体は丸みを帯びてくる。
真っ平らであった胸が膨らみを持ちだす。
小学校までは、
ブラジャーなど必要性もなかったため、平
一応、Tシャツの下にはランニングシャツ🎽を
着るように言われていた。
中学生になると、
スポーツブラを勧められた。
なんだこれ。
なんなんだこれ。
なんじゃこれ!!!

身体の変化に付いてまわる事象は、
すべて「女である証」だった。
毎月毎月突きつけられるこの事実。
日に日に鏡の中に映る自分の姿が変わっていく。
あの日の呟きが僕の中で聞こえてくる。
「ボクって、男じゃないの?」
誰にも聞けない。
いや、わかっているんだよ。
自分が女性として生まれたこと。
でも違うんだよ。
なんで?
なんでボクだけ?
それでなくとも思春期には
誰しも太った痩せただの、
背が高い低いだの、
自分の身体にコンプレックスの1つも抱くもの。
無くていいものが現れ、
あるべきものがナイ。
そして、
自分ではわからない身体の内部にも、
大きな変化が起きている。
どうしよう。
どうしたらいいんだろう。
ボクの呟きは、
台風のようにぐるぐる発達し、
不安や憤りへと大きくなっていった。
制服どころじゃない。
ユニフォームどころじゃない。
ボクの身体はなんか間違ってる。
理由はわからない。
朝から部活に、
学校、
また部活。
次から次へと入ってくる情報。
(キョーミない勉強の話は一番入ってこないw
変わる場面。
ボクはついていけなくなった。
それどころじゃないんだよ!!!
どうしたら少しは男らしく見える?
ジャージの着こなし。
歩き方。
ボクの髪型は、ショートであった。
男子は丸刈り。(唯一男子でなくて良かった点
違う意味で男子学生を目で追うようになる。笑
背が高く、
ビジュアル的に憧れるような人に。
その人の着こなしや歩き方を
頭に焼き付ける。
鏡の前で真似てみる。
ちゃうねんなぁ。。。(絶望感
食べて大きくなろう!!!(そーゆーとこな
顔も身体も横に大きくなるだけだった。汗
だから、ちゃうねんなぁ!!!
(なにしとる!
「はい、女子は体育館」
「男子は、グランドで組体操」
ブルマやし、
男女分けられるし、
えーーーーー、女子はダンスて。。。
組体操ちゃうんか!
1つの場面でいろんなイヤが付いてくる。
女子便所に入ることなんか、
イヤのうちに入らない。
なんやねん!
なんやねん!
なんでやねん!!!
またか!!!の繰り返し。
「白木なんしとんじゃー!前出てこい!!!」
「呼ばれてるで!」
先生の元に駆け寄る。
バシコーン!(平手打ち🖐
え?
な
ん
か
し
ま
し
た
?
「何をサボっとんのどい!」(播州弁
「え?」
「もっと手上げんかい!」
サボっているつもりは毛頭ない。
サボって怒られることもたくさんあったけど。笑
そう、ここは軍隊だった。違
叱られることは平気だった。
一年で10発は食らう平手打ち。
でも母親のよりは痛くない。
とても生徒思いの優しい熱血先生。
男女仲の良いクラス。
ただ一つを除けば、
大好きな学校はもっと好きだったかもしれない。
制服?
ブルマ?
男女の区別?
どれも違う。
ボクの身体が、女性だってこと。
ボクが女性だと思い知らされること。
思春期の恋愛によって、
ボクの中の台風は、
さらに勢力を増していくことになる。
(続)
