今回ご紹介するのは、

赤津ストヤーノフ樹里亜さん。

僕のエッセイは長いので、
時間に余裕がない人はググッてくださいね。笑
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おこがましくも僕が今回、彼女についてのエッセイを書こうと思ったのは、彼女の持つ華々しい経歴などではない。
ましてや、彼女が愛してやまないブラジル音楽に深く感銘を受けたからでもない。オイオイ。


「赤津ストヤーノフ樹里亜」という個の光。


僕が感じた、ピアノを通して彼女の織り成す「破壊」と「創造」の世界観があまりにも素晴らしかったからだ。
彼女自身が放つ、柔らかく優しさと慈愛に満ちた雰囲気と声、それが演奏になるとガラリとかわる。
その指先がピアノに触れた瞬間、彼女の個の光は音となり、力強さと大胆さが一挙に顕となる。
その外と内の表現のギャップがまた強く印象に残る一つだ。


そう例えるなら吉本の芸人「未知やすえ」
オラオラ系の舌巻き口調から、
可愛らしい乙女に変わるあのギャップ。
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例えのセンスは問うまい。。。



目を閉じて、
あのピアノの旋律に身を委ねると、
男性ピアニストの演奏だと聴き紛う。


森の大地と共に、幾年もかけて育ってきたのであろう樹々たちが、その大地にしっかりと根を張り、太く大きくそびえ立ち息づいている。今日のメインとなる風景が目の前に広がっている。


クラシック、ジャズ、ポップスなど、
「音楽に垣根はない」そして、
「音楽は生活そのもの。生活の中にあるもの。」
という彼女の言葉通りに、
「ブラジル音楽」という国境。
それすらも感じさせなかった。
そして陽気な一面と、哀愁に満ちた間逆の一面は陰と陽、朝と夜、何処までも両面が存在することが自然であることを愛でていた。
どの世界もどこまでも自由に行き交う鳥の姿が、
その森にやって来ては、また飛んでいく。


「垣根がない」「国境がない」というと、
一見勘違いしそうだが、
その色が全くもって失われるという意味ではないのだ。


そう、
ここからが「破壊」のテーマだ。


その昔、その森が息づく前にもそこに森はあった。


天地は長い年月をかけ、その形を変えていった。
天地雷同し、
雨が降り、土が流され、
太陽は昇り、
やがて大地また息吹く。。
「循環」がそこにあった。


「破壊」その森は崩れ去り、また新しい森が形成されていく。誰の意思の有無に関わらず、自然はそれを繰り返すのだ。


「破壊」それは新しい世界の創造の始まり。


一見、形は失われたように見える破壊活動だが、
そこにある大地、海山の水を養分の源とし、
太陽に照らされ、そこに生息している植物や動物たちと共生しながら、新しい森が形成されるのだ。


大胆な破壊力。



これまでの破壊のイメージなど、ティーカップの中の一欠片の砂糖をスプーンで混ぜる程度のものだった。


破壊。
言葉通り、躊躇うことなく微塵に総てを壊すのだ。


音は映像をさらに次の展開へと進めていく。
大地は縦に横に大きく揺れ動き、森は下から突き上げられ、太く張り巡らせた根ごと一気になぎ倒される。


原型を失う不安。元には戻せない戸惑い。

僕のそんな想像など一蹴する大胆さで迎えるメロディ。

破壊という暴力的な響きに対して、
思い切りの良さ、潔さすら感じさせる破壊の音。

破壊された森の一からの再生、そして創造は、
劫の年月に、
絶望と失望と哀愁と郷愁をそれぞれ編み込んでいくかような途方もない業。
それをモノともしない、足取り軽やかなスキップの足音。鼻歌が聞こえてきそうな表情、川のせせらぎ、
鳥のワルツ、想像だにしない流れる音たちの中に確かに異国のリズムと質は生きていた。それは、破壊による総ての喪失はなく循環であることを証明していた。


音響とピアノとのコラボレーション、
透明感のあるコーラスとピアノ、
歓びの歌をジャズでアレンジメント、
即興でのインストルメンタル、
その総てが斬新な印象を与えていた。



僕は、アンコールのタイトルを聞いて驚いた。
「樹」が入っていたからだ。

そして、
ゆっくり見ていなかったパンフレットの表紙を見てもう一度驚いた。

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あ、
名前にもあったんだ、「樹」



これは僕というフィルターを通して見た、
赤津ストヤーノフ樹里亜さんの世界観。


僕の目は節穴だらけかも知れないが、
赤津ストヤーノフ樹里亜は、
日本でもブラジル時代の輝かしい栄光を凌ぐ、音楽界の新しいニューウェーブの1人となるのだろう。

僕らにとって、
僕らの感性に豊かさを与え、そして洗練させていく音楽がここにあった。


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左から僕、樹里亜&佳也(姉妹)


佳也のファンが姉のコンサートにたくさん来ていることにも驚き。笑  さすがモデル&CAだ!笑( ̄▽ ̄)