出雲に行ったお陰かな?

出逢うべき人だったのかな?


いづれにせよ、僕は出逢いにとても恵まれている。



前記事の出雲の旅のサンセットクルーズ。



それを終えたら、


すぐに京都へ帰る予定でした。



『the happy chance to him』



僕たちを乗せた船は元来た港へと近づく。


船の屋根の上まで上がらせてもらっていた僕らは、


アナウンスに従って、船内へと降りた。



偶然席がとなりになったおじいさんと


目が合ったので、



「お隣に失礼します。」と挨拶をして腰を下ろした。


おじいさんは、ニッコリ微笑んでいた。


まだ視線を感じたので向き直ると、


新婚旅行できたの?の質問から始まり、
おじいさんが、なぜこのクルーズに乗ることになったかまでの経緯など、2、3の会話が続いた。


「どっから来たの?」

『僕たち京都からです。おじいさんは?』

「か、な、だ。」→金田?地元の人?
都道府県で言ってくれよー

「アメリカの上にあるカナダ」


『え?』
だって見た目日本人!流暢な日本語!

出雲は好きだよ?このクルーズもサイコーだ!しかしカナダからの日本旅行で、島根を選ぶ確率、そして島根の中でも宍道湖クルーズを選ぶ確率、、、。ていうか、それを知っているもしくは知ることになる確率、、。ゼロではないけど、、。汗


カナダ在住50年だそうで、国籍もカナダでとったとか。

『じゃもう英語も堪能ですね。』と聞くと、

「うん。英語は十分に話せるよ。僕は5ヶ国語話すから。今はロシア語を勉強中ー。」


『・・・え?』


このおじいさんとのさっきまでの会話で、


フル回転していた僕の頭はその動きを止めた。


目の前の情報から勝手に予想し、


会話の前後から次の会話の内容も予測するものだが、


想定外。予想や憶測など今は無意味だと判断した。


それは僕にとってとても新鮮なことだった。


その後、船を降りるまでの僕の返答はすべて、


『え?』だった。。。船上で何度も叫んだよ。笑


カナダから日本人の奥様と旅行に来たこと。
奥様は仕事の関係で先にカナダへと帰国し、今は1人で旅をしていること。




「これから一緒に夕食に行きませんか?」と誘ってくれた。


僕は妻に確認した。


『ぜひ、一緒に行きましょう!』


妻の食べたいもの、お店はどこでも良いとのことで、


島根を知らない僕は迷わず、


昨日とーこ夫婦に連れて行ってもらったお店へ。



そのお店で、
通称ヒロであること。
現在80歳であること。
高校卒業後アメリカ留学をしたこと。
アメリカからメキシコまでの9000キロを車で3日で縦断したこと。
社会人5年で日本を離れカナダへ渡ったこと。
鰻が好きなこと。甘党なこと。
旅行が好きで世界48カ国周ったこと。


「僕もうずいぶんと仕事してないけど、以前の仕事は

ええと、タツヤ、、?」


『え?タツヤって誰ですか?』


「あ、ツタヤだ!笑  レンタルビデオ屋のツタヤって知ってる?」



ずっとニコニコしながら楽しそうに話す目の前の人は、
その昔、まだVHSが主流だった頃、
映画やドラマの音声映像をコピーし、一般レンタルできるように一連のシステムを作った人だったのだ。



まるで、


日本人スティーブジョブズだ!



これまで歩んできた80年という月日を


今日初めて会ったばかりの青二才に


学んだこと経験したことを惜しげも無くサラリと話す。


語学を学ぶにせよ、
仕事をするにせよ、
「楽しんでやる」が秘訣。




多くの知恵の詰まった話であるにもかかわらず、
成功者が語っているときによく付いて回る高慢さなどは微塵も感じさせない話し方だった。


「僕の人生はこんなことがあったんだ。」


「僕は僕の人生をとっても楽しんでるよ。」


僕はまるで一本の映画を観ているようだった。




そして、旅行が大好きで世界中を飛び回っているヒロは、話の最中でも、僕の妻への気遣いを忘れない紳士な一面も持つ人であった。
その辺の欧米文化は見習おう。。



僕の友人関係において、年齢は幅広い。
10代から80代までいる。その中で、
70歳オーバーで、一代で財を成した
社長という肩書きを持った友人は4人いる。

今回で5人目。。


同じ肩書きを持っていても、

経済的な豊かさがあっても、

その人が感じる豊かさや幸せは、

当たり前だけどそれぞれ違っていて、

それぞれが個性的でステキだ。


今回僕はそのヒロさんが、

とても自由で自遊で自優で自勇で自結に見えた。



「さとるくん、船旅はいいよー!!寝て起きたら目の前は海✨んー、1番のオススメは、カリブ海だ!行っておいでー!」か、軽っっ!そんな、隣町的なノリで。。汗


『行きたいですー!海大好きです。』



「カリブ海行きの船は、フロリダから出てるよ!あそこは乗りやすい!若いうちに行くといいよ。」


『え?フロリダ?ってアメリカじゃん!』


「今後、セミナーとかカウンセリングとかやりたいの?さとる、船の上でやったらいいよ。いつもとは違う景色の中で学ぶって楽しいよー!」


「カナダに遊びにおいでー!とても良いところだよ」


アイディアも選択も、

なんて、自由でしなやかなんだろう。



その日はたくさんご馳走になった。



店員さんが、

どう見ても日本人ねヒロのクレジットカードが海外のものであることで、混乱したらしく、ヒロに国籍を聞いていた。


えぇ、もちろんブラックカードでした。笑
1枚ではなく、何枚か持っておられました。。



酔いが回ったのか、
話すのが長くなるから面倒になったのか、

「僕自身、よくわからないんだなぁ。」と頭を抱えていた。笑



帰り際、

ヒロさんは名刺をくれた。

「また会いましょう!カナダへもぜひ。」



帰りの車の中で、

僕たちはすごい人に会ったんだ!と嬉しくなった。


妻は、
「あなたと生きて行くということは、こういう事が起こるということ。そして巻き込まれるということ。」新しい出会いも、急遽予定を変更したことも、すべて受け入れ、すやすやと眠りについた。


僕は午前2時をまわっても、

ちっとも眠くならなかった。

その日の出逢いと学びに興奮していたのだ。

僕の魂が喜んでいるのを、

身体がキャッチしていたのだ。



僕たちは、必ず近いうちにカナダへ行くと決めた。


大好きな旅行へ、

会いたい人に会うために。



お金ー、

空から降ってこないかなー?( ̄▽ ̄)