誤解を恐れずに言えば、

 

いつも誰かとつながっていたい。

 

とは思っていない。

 

だけど、


自分とはつながっていたい。

 

そう思っている。


それは多分、

 

自分の奥に潜っていったその先で、

はじめて生身の他者と触れ合えたからかもしれない。


“自分”という存在を、

つながる対象として認識できたとき、

とても温かい気持ちになったからかもしれない。


ふと公園で見知らぬ人をみかけたときに

この人と話がしてみたい、

どんな人生に会えるだろう、などと

ワクワクしてしまうのは、

自分とつながっているときばかり

だからかもしれない。

 

自分を見失っている時に、

無理につながってしまうと、

身体が混乱してしまう。


逆に、


自分のDNA100%でできた

しなやかな細胞膜をしっかり張り出して

そこにいるようなときは、


そのがらんどうの中で、

他者の声はよく反響する。


そして、


『ああ、

 この世界でともに生きているのだな』


としみじみ思える気がする。