歯科医療は資本主義ではダメ
昨日行った歯医者さんの言葉。
とっても新鮮だった。
その事を覚えておきたいので
今日は文章ばっかり。
せっかくお越し頂いたのに、すみません…。
どうぞ、スルーしておくんなさい。
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実は、私。
歯がとっても弱い。(他は超健康なのになぁ。(・_・;) )
そんな訳で、神経抜いて、被せ物をしている歯。
つまり、今後「根幹治療」が必要になりそうな時限爆弾を
いくつか抱えてます。
過去10年の間
ロンドンに行っては高熱を出して
猛烈な痛みで歯医者に行き
突貫工事を受け、1週間顔を腫らし
ニューヨークでも
やっぱり神経抜いた奥歯がばんばんに腫れて
2010年に歯の外科手術(略してAPC)を受けた。→ ① ②
実は、この時治療した歯の歯茎部分が
治癒後も時々ニキビ?ができるみたいに
ぷっくり晴れて(直径1mm程度)
でも痛みもないし
あんなに治療にお金がかかったんだし
キム先生は経過観察のチェックでも
「大丈夫~!」「何も問題ないよ!」と言ってたし
何よりあんな思いをした歯を
また治療するなんて
信じたくない!と
なんと半年以上放置してた私。
(引っ越しもあったし。 ←言い訳です。)
でもさすがに放置できないと思いだし
NYでお世話になったお友達に紹介してもらった
「職人気質の、腕は確かな歯医者さん」
A先生に観てもらった。
先生、APCの事もアメリカの歯科事情もよく御存じ。
で、歯を見てレントゲンとって
「これ、治療がきちんとできていない方の根の周りが
ばい菌で腫れている状態で、要は休火山になってると
思っていいです。」
「通常のこのレントゲン写真だと映らない場所もあるから
歯のMRT(だっ?体を輪切りで写すあれ。)撮って
きちんと全部の確認しないと、治療方針が立てられない。」
と言いながら
・今、この歯がどういう状況にあるか
・なぜMRT撮影が必要か
・治療の選択肢(の可能性)はいくつかあるが、そのメリット・デメリットは何か
などなど、結局治療に入る前の説明を
初診時&MRT撮影後のレントゲン写真を見ながらの2回で
トータル3時間以上、きっちり隅々までしてくれた。
結論から言うと
問題の歯を半分に切って
腫れて、骨が溶けてきている方を抜歯して
予後観察しながら
次の治療にとりかかる。
(↑今回のチェックで隣りの歯にも問題発覚。涙)
多分、この治療はとってもおおがかりになる。
でも、普通の歯医者に言っていたら
簡単に「じゃ、抜歯しましょ」と言われ
その後はインプラントを進められたのは間違いない。
(これは、アメリカも同じ。)
私自身、インプラントの事は一般的な知識しかないし
正直、もうインプラントでいいかな、とも思っていた。
でも、A先生。
インプラントをした場合、処置後にそのインプラントがどのくらい持つのか、とか
インプラントの特性や問題点、
インプラントにした場合、これからどの程度のバックアップ治療や
やり替えの可能性があるか等等
わかる限り全部オープンに、詳しく説明してくれた。
こういう先生って滅多にいないと思うし
他の分野の先生も含めて
これだけ真摯な態度で、患者の治療後の生活も考えて
きっちり説明してくれる先生に会った事はない。
A先生にその事を伝えると
「普通はここまで説明しないよね。
それに、経営的に考えたら、処置後の事は考えずに
高い治療をどんどん勧めればいいわけだしね。」
「でも、インプラントをすると数年後に、またやりかえの可能性が出てきた時
次の手を打てない状況になる確率も高いから、
まずはその前に出来る事をして、インプラントは最後の選択肢に
残した方がいい、というのが僕の考えなんで。」
「いずれにしても、歯科治療が資本主義に走っちゃいけないんだと
僕は思ってます。」と言われた。
仕事に対する誇りとプライド。
そして、先生の治療に対する
患者の生涯にわたってきちんと俺が見届けるという心意気。
めっちゃ男前やん。
感動~!
そして思った事。
こういう姿勢を私も学びたいし、そうありたいってこと。
ちなみに2回目の1時間強の説明で
お支払したのはたった130円。
これ、アメリカだったら何百ドルだよなぁ・・・。
という事で11月中旬~後半、
またペコちゃんかおたべちゃんに変身します、多分。笑
ま、とにかく。
A先生を信頼して治療がんばろう~っと。