
各紙、ほぼ同じ見出です。
毎日のみ“銃撃され”となっていますが、東京版では他と同じだった模様。
写真は、毎日が真横から近距離で撮っていますね。読売は救急車に担ぎ込まれるところを。
産経の頭側からの場面は他紙にも近いカットのがあり、共同配信か?
各紙、論説記事を1面に掲載。
産経と朝日は社説扱いで、朝日は中面の社説とは別扱い。
それぞれ見ていくと…
《読売》
「卑劣な言論封殺 許されぬ」編集局長 前木理一郎
…“テロ行為は断固として許されない…議会制民主主義の全面的な破壊行為だ。”とし、フランス下院選に言及、そして警備体制に疑問を呈し、最後の段に“素顔の安倍元首相は心優しく、どの様な考え方の人に対しても正面からの議論をいとわない政治家だ…”と書いた。
《朝日》
「民主主義の破壊許さぬ」(社説)
冒頭に“銃弾が打ち砕いたのは民主主義の根幹である。”と書き、選挙中の凶行を批判、戦前の政治テロに触れ(具体的な政治家名は無し)、それでも自由な社会を守ってきた、とし、事件の背景の徹底究明を求め、“民主主義を何としても立て直す。決して手放さない。その覚悟を一人ひとりが固める時である。”と締める。
《毎日》
「民主主義への愚劣な挑戦」主筆 前田浩智
“安倍晋三元首相が凶弾に倒れた…参院選の遊説中を狙った銃撃であり…”と始まり、英国やロシア等の現況に触れ、“しかし、民主主義を否定する選択肢はない”とした後昭和初期の状況に触れ、“戦後、憲法で言論の自由を保証し再出発した”の後…
“安倍氏は第2次政権以降の7年8カ月に及んだ長期政権の中で、異論に耳を傾けず、数の力を背景に政策を推し進める姿勢が批判された。”
と批判を忘れなかった。
《産経》
[ 安倍氏の死去]
「卑劣なテロを糾弾する」計り知れぬ大きな損失だ(主張)
冒頭で“安倍晋三元首相がテロリストの凶弾に倒れた。”とテロリストと断定。
犯行を批判し、事件の概要、議会制民主主義を損なう、捜査当局への要望、警備体制、参院選と書いた後、安倍元首相の功績を挙げて行き
“安倍氏の決断がなければ日本は北朝鮮の核・ミサイル問題や中国の軍事的台頭に対応できなかっただろう”と書き、“安倍氏の突然の退場は、日本にとって大きな政治的損失である。”と締めた。
《日経》
「許されざる蛮行」論説フェロー 芹川 洋一
冒頭“令和の世の中でこんなことがおこるのだろうか。”と事件の感慨で始まり、戦前の原敬首相、浜口雄幸首相や五一五、二・二六の事件、戦後の浅沼稲次郎・社会党委員長の事件を挙げ、“われわれは戦前・戦後の反省に立って、二度とテロを繰り返さないようにつとめてきたはずだ。”としたあと、事件により“すべて壊されてしまった。”と。
このあと
“安倍元首相は世界に通用する政治リーダーだった”とし、この事態で“日本に対する信頼をいちじるしく失墜させた”と指摘。
そして“背景にはネット上を含め言論空間が極めて先鋭化し…民主主義は相手をたたきのめすのではなく、意見の違いは違いとして認めあい…それを全面的に否定するテロには決して屈してはならない”と説き、“われわれはいまいちど社会のあり方そのものを問い直さなければなるまい。”と締めた。
安倍氏の素顔に触れる読売、功績を称える産経と日経、故人の個人に触れるのは避けたか朝日、やっぱり批判の毎日…
ちなみに毎日、事件当日の夕刊「近時片々」にこんなのが…

提出は事件前だったのかも知らんが。。