先週末は地元の自治体のおもちゃ病院の開院日でした。
担当したのはドラえもん目覚まし時計、アンパンマンのメリー(ゴーランド)の2点。
ドラえもん時計は、時計が動かないが音が出るという症状です。
メリーのほうは、電池液漏れによる腐食が酷く、2点ともお持ち帰りになりました。
今回はドラえもん時計の修理について、記録しておこうと思います。
タケコプター羽根の欠落、裏のスピーカグリルの割れ、電池フタがない件の修理もお願いされました。
分解して、基板をはずすと時計が出てきます。
電池BOXには単三電池が3本入ってますが、そのうち1本が時計用、残りの2本はロジック制御用でした。
下図のような接続になってます。
一方、時計に接続する時計の回路はこちらになります。
オレンジ線と黒線で1.5Vの時計電源を供給し、タイマーの接点は通常はオープン、時間が来ると+1.5V
を出力するようになります。
ロジック電源3Vには、+1.5Vがグランドとして動作していますので、オープンとグランドになります。
ロジック電源3Vには、+1.5Vがグランドとして動作していますので、オープンとグランドになります。
電池電源1.5Vはきちんと来ていますが、時計のカチ、カチという音がしません。
配線を外して時計本体に電池を入れてみても同じです。
仕方がないので、時計をばらしてみました。
中央右下にソレノイドのようなコイルがあります。
その上のCOB ICで毎秒のパルスを出しています。
そして、コイル左上のコマのような磁石をカチ、カチと駆動して、秒針を動かす仕組みです。
その上のCOB ICで毎秒のパルスを出しています。
そして、コイル左上のコマのような磁石をカチ、カチと駆動して、秒針を動かす仕組みです。
オシロで見るとパルスは出ているようですし、コイルも100Ω前後で断線していません。
試しにコマを動かすと、時々カチッ、カチッと動くのですが、すぐに止まってしまします。
これを修理するのは、私には荷が重そうです。
ダイソーなどの100円ショップで買った時計のムーブメントを移植するアイデアもあるのですが、
そうすると時間合わせ、タイマー合わせのダイヤルをドラえもんの後ろに持って来る長い軸をどう
繋ぐかが問題になってきます。
『う~ん、同じようなもので故障したジャンクで時計が動くものはないかな?』とネットで調査します。
『う~ん、同じようなもので故障したジャンクで時計が動くものはないかな?』とネットで調査します。
メルカリのオークションにありました。動作品は3000円以上しますが、これは時計は動くが音声がで
ないジャンクということで現在1400円です! これを部品取りのドナーにしましょう!
出品者に確認すると、タケコプターも電池フタも付属とのこと、お客様も喜んでくれそうです。
お客様に費用の確認後、無事1400円で落札できました。(送料込みです。安いですね)
宮城県から福岡の片田舎に2~3日で届いたので、早速分解して部品の移植に取り掛かります。
電池入れると時計がきちんと動いているので、一安心です。
音声はやはりできませんでした。電池ボックスのサビが酷いのでおそらく液漏れでしょう。
もとの時計を外します。
外す前に、透明プラスチックのふたを細いマイナスドライバー等で引き上げて外し、針を取って
おきましょう。
両面テープでかなり強力についているので、こわさないように慎重に、かつ大胆に外してください。
両面テープでかなり強力についているので、こわさないように慎重に、かつ大胆に外してください。
基板の色と配線が違いますね。外装の樹脂もかなり日焼けしているので、ひとつ前の世代でしょう。
時計に互換性があるといいのですが。
つぎは、ドナーの方から時計を外します。
同じ手順で、慎重に外します。 同じように3本の線が出ていますので同じタイプのようですね。
再度、強力両面テープを張って修理品に取り付けます。
3本の線を間違えないように、半田付けしてくださいね。
針をセットしたときにずれないように、外す前、後にタイマー12時ちょうどにセットしました。
動作確認後に、透明プラスチックのふたをしましょう!
タケコプターの移植
電池ボックスの移植
スピーカグリルの割れは、これ以上広がらないようにヒビを瞬間接着剤で補修しました。
ドナーの本体裏ケースは日焼けが酷いので移植はあきらめました。
これで修理が完了したので、早速試運転をします。(まだネジは締めていません)
無事動くようになりましたね。
タケコプターがついた頭をポンと叩くと『セット完了~!』と大山のぶ代の懐かしいダミ声がして、
タケコプターがついた頭をポンと叩くと『セット完了~!』と大山のぶ代の懐かしいダミ声がして、
この状態でタイマーの針が時刻になると『朝だよ!起きて!…』と大音量の目覚ましが鳴ります。
また頭をポンと叩くと、『やっと起きたね!』といって止まります。
これで、ミッション・コンプリート!
お客さんに連絡して引き取ってもらいます。
喜んで貰えそうで良かったです!
注意点として、時計のタイマー針と時針を合わせるときに、きちんと合わせないと時計の
なかにある接触片が動かず、どの位置でもタイマーがかかりっぱなしになります。
タイマー時刻になったら、接触片がカチッとなって接点が有効になります。
この辺は、Toy Dr.わたなべさんのホームページを参考にさせて頂きました。
貴重な情報の共有、どうも有難うございました!














