聞く技術 聞いてもらう技術 <きく>を学ぶその2 |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

<きく>ということについて書かれた本を

2冊、続けて読みました。

 

この2冊については

一気にブログに書いておきたいと思ったので

がんばって滝汗滝汗書くことにします。

 

(↑まったく本文とは関係ないんですけど、おんなじ写真ばかりというのもちょっと、と思ってこんな写真を使ってみました)

 

 

↑1冊目の本はコレです。

 

そして今からご紹介するのは2冊目の本。

 

 

 

「聞く技術 聞いてもらう技術」

東畑開人先生の本です。

 

この本のまえがきに

<聞く>と<聴く>の違いについて書かれています。

 

「聞く」は声が耳に入ってくること

「聴く」は声に耳を傾けること

 

そこで、前に紹介した「聴く」ことの力という本の中では

この「聴く」に特化した内容が書かれていたのですが、

東畑先生は、「聴く」ではなく「聞く」ということの大切さについて書いているんです。

 

どう考えたって、「聴く」よりも「聞く」の方が難しい。

「なんで?」と思われるかもしれません。

でもね、「話を聞いてくれない」とはいうけれど、

「話を聴いてくれない」と書くと違和感があると思いませんか?

「聞けない」ことはよくあるけれど、「聴けない」というのはすごくレアな例です。

 

というところから、この本ははじまります。

この文章からわかるように、

東畑先生は、くだけた口調でわかりやすく

大事なことを書いてくれるセンセイなのですよね。

 

そしてこの本には聞くための<小手先の技術>というのも

たくさん盛り込んでくれています。

 

相槌の打ち方とか

隣の席に座ろうとか

心に毛を生やそうとか

いろんな秘技(?)を伝授してくれているのですが、

中でも本当にそうだよなぁと思わされたのは

沈黙に強くなろう

という言葉です。

 

ワタシタチは、

さして親しくない関係の人との間に沈黙が流れることをとても苦手としています。

 

誰かが話したら、ツッコミを入れて、場を盛り上げないといけない。

現代にはそういうノリの良さを強制するところがあるのかもしれません。

そうすると、場の空気は保たれるかもしれないけれど、残念ながら話は聞けなくなります。

 

↑これ、まさにそうびっくりマーク

相手の話を聞くこと 場を和ませること

という図式が

無意識のうちに働いてしまうのですよね。

 

だから黙っていないで話を続けよう

ということについつい心を持っていかれてしまいます。

そのために相手の言葉を自分の心の深いところに届かせることができずにいます。

 

 

この、きくことについての2冊の本に

共通して書かれていることがあります。

 

それは

相手の言葉を繰り返して言うこと

です。

鷲田氏は<反復>という言葉を使い、

東畑先生は<オウム返し>という言い方をします。

 

「悲しいことがあったのよ〜」と言われたら

「悲しいことがあったんだね〜」と応じる。

そういうことです。

おちょくってるみたいに取られないように伝えるのが

大事なところデレデレ

 

でも相手の言葉をたっぷり反復する

というのを今までにやったことがない私には

とても新鮮なことのように映りました。

 

以前、

「話を聞かない男、地図が読めない男」

という本が流行って、

女は話を聞いて欲しいだけなのに

男は解決策を語ろうとする

みたいなことが言われていましたけれど

そして、私はオンナですけれど

すぐに解決策を探そうというクセがついちゃっているんですチーンチーンチーン

 

 

 

 

だから話を聞くだけ

というのは苦手な分野笑い泣き

なのでね〜、そういう苦手な分野ではありますけれど

これから死ぬまでの間に

少しずつでもこの<聞く技術>というのを身に付けたいと思うのであります。

 

そうそう、もう一つ書いておきたいことが。

<聞き上手>ということで真っ先に思い浮かぶのは

ミヒャエル・エンデの「モモ」というお話の主人公のモモなんです。

 

 

 

このモモという少女は

ただただ相槌を打って

相手の話をひたすら聞いているだけ。

それだけなんですけど、

そうしているうちに、やがて相手の人は

自らの内から

求めている言葉や解決策などを導き出していく。

 

だからまわりの人たちはみんな、

モモに話を聞いてもらいたがっているんですよね。

 

この本を読んだ時には

モモを少しでも見習おう!と思ったはずなのに

いつの間にかそんなことはすっかり忘れて生活してしまっていましたよチーンチーン

 

もう、何十年もこんなふうに生きてきてしまったので

そんなに簡単に変えることはできないかもしれませんけれど

こうした<技術>を教えてもらうことで

少しずつ改善していくことは可能なのではないかという気がしてきています。

 

こういうことって

本当に難しいですけれどもね。

なんとか、少しずつでも取り組んでいきたいです。