映画「野生の証明」について少し |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        


ある程度の年齢のみなさんなら、
このポスターを至る所で目にし、
イヤというほどCMが流されていたのを
おぼえていらっしゃるのではないでしょうか?

はい、角川映画であります。

当時のワタシは角川映画というものに
まったく興味がなく
角川角川という世の中の喧騒が不思議でした。

ですが、↓に書いたように
千葉ちゃんの追悼ということで
「戦国自衛隊」をレンタルすることにしたので、
それならばということで
観たことのない「野生の証明」を観ることにしたのでした。

二本を観た上であらためて
(角川映画ってなに?)
という思いが頭の中をグルグルまわっております。

高倉健、田村高廣、松方弘樹、三國連太郎、舘ひろし、中野良子、薬師丸ひろ子

ものすごいキャストが名を連ねます。
みなさん、脚本をちゃんと読んだ上で
この仕事を受けられたのでしょうか?
…と感じてしまうほどハチャメチャな映画です。

自衛隊の特殊訓練シーンあり
連続殺人の犯人は誰?的サスペンスあり
街を牛耳る大物権力者との対決あり
報道姿勢を貫こうとする矜持あり
予知能力のある少女というオカルト要素あり

でも、ぜ〜〜んぶ不発チーン
徹頭徹尾ハチャメチャなままチーン

あらためてあらためて
財力とか広報の力に恐れ入ってる次第。
だって、みんな知ってるもん、この映画😭
いやでも耳に、目に入ってきたもん😭

それだけ認知度があって、
こんなにすごい役者陣を集めて、
それでこの内容とは〜〜😭

監督は佐藤純弥

「だってしょーがないよ。佐藤純弥だもん」
とか、
「佐藤純弥は本当にひどい。ひどい映画しか撮らない」

みたいなレビューをいくつか見かけました😭

あれ?そうだっけ?
ワタシの中ではこの名前は
〈いい映画を撮る人〉メモリーに入っていたけどな。
と思って調べてみたら、
佐藤監督の作品の中でワタシが観たのは
「植村直己物語」のみ。
この映画は確かにいい映画だったのよ🎬
同じ監督の映画でも
出来不出来はさまざまだということなのでしょうか。

もうひとつ気になったのが
健さんと薬師丸ひろ子との絡みです。
実はコレ、「ぽっぽや」という映画を観たときにも気になってたんです。

現代のワタシから観ると
どちらもベタベタとひっつきすぎるんです。
「野生の証明」では、血のつながらない親子。
「ぽっぽや」では、近所に住んでる女の子(後に娘の幽霊とわかります)という設定です。
それなのに肩を抱きよせたり、
手をつないだり、
「ぽっぽや」ではキスまでしちゃいます。

当時は、こういうシーンを
〈ほほえましい〉と受け止められていたのかな?
な〜んか、こういうところにも
違和感を感じて、
首をひねってしまいました。

身も蓋もないまとめ方ですけど、
〈自分なりの正義を貫こうとした者たちは、
すべて力を持った者に殺される〉
という映画です。

こんな抑圧された時代に
観ない方がいい映画ですね、とほほチーンチーン