もう、ともかく大大大人気の作品ですから
映画の解説も、感想も、
山のようにワンサカ出ていると思います。
なので、今更私がどうこういうよりも
興味のある方は
映画館に行かれた方がいいです![]()
(という、身も蓋もないハナシ
)
私は漫画で、単行本で
もう、何十回と鬼滅を読みまくっているわけです。
中毒と言っていい![]()
そんな中、たまたま昨日は
6、7、8巻あたりを読んでおりまして
何十回も読んだ中で
初めて煉獄(れんごく)さんに泣きました。
やっと彼の深い思いにたどり着けた、という感じです。
煉獄さんというのはこの作品の登場人物の一人。
「鬼滅の刃」は大正時代を舞台にした
勧善懲悪の物語です。
イイモンがワルモンを倒すのです。
桃太郎といっしょです。
でも他にはない、この物語の魅力の一つは
ワルモンである鬼たちが
<なんで鬼にならざるをえなかったのか?>
というワルモンの前半人生を
ちゃんと描いているというところです。
(あ、でもこの映画をみただけでは、そこまでの詳しい情報は盛り込まれていませんよ)
煉獄さんはイイモン
対するアカザ(漢字が難しい字のため、パソコンで出てきません
)はワルモンです。
煉獄さんは、品のある(というか以前は武家だったらしい)お屋敷をかまえる家の出で
厳しいながらも優しい母親から
矜持を受けて育ちます。
母親は、彼が幼少の頃に
なぜ自分が人より強く生まれたのか
わかりますか?
と問いかけ、わからないという煉獄少年に
弱き人を助けるためです。
と諭しています。
一方、鬼となってしまったアカザは
極貧の家に生まれ
病弱な父親になんとか薬を飲ませたい一心で
盗みを繰り返し
幼少の頃から
強くなくては生きていけない
ということを骨の髄まで叩き込んで育ちます。
そして、弱い人間は結局卑怯な手をつかって
他人をどん底に突き落とす
ということを思い知らされて絶望します。
そんな背景を持つ二人が
戦いの最中に言葉を交わすのですが、
それが胸を打つのです。
「鬼滅の刃」では、
鬼になると傷はすぐ治る
そして首を切られない限り死なない
という不文律があります。
そのためアカザは、自分が強いと認めた煉獄さんを
鬼にならないかと誘うのです。
そうすれば、もっともっと鍛錬ができ
もっともっと強く、
至高の領域にたどり着くことができるというのです。
それに対しての煉獄さんの答えがコレ↓
老いることも死ぬことも
人間という儚い生き物の美しさだ
こういうね、
ジイさんやバアさんになって、やっとたどり着くような
そういうことを
若い身空でさらりと言ってのけちゃうんです。
母からの教え通り、
煉獄さんは、強く生き
弱き者たちを助けながら、
人間という儚い生き物の美しさを体現していきます。
煉獄さんとアカザの対決は
映画では後半に出てくるのですが、
この後半から終盤に向けて
観客が気持ちよ〜〜く
感動できるように
そういう盛り上げ方の演出がされています。
背景の描き方や
セリフの言い回し、
そしてBGMに至るまで
引っかかりなく、気持ちよ〜〜く
感動できます。
それに乗っかっちゃった方が
映画を堪能できます。
また一方、ワルモンであるアカザには、
(映画では出てこないことですけど)
悲しく切ない悲恋を背負った過去があります。
人間であった頃のアカザは
自分の私利私欲で生きていたことは一切ないのです。
父親のため、恋人のために
心身を尽くしていた。
なのでワルモンであるにも関わらず
とても人気の高いキャラクターです。
そのためなのかどうか、
今回の映画では、
アカザに対するスタッフの
並並ならぬ情熱のようなものを感じました。
原作に忠実でありつつも、
カッコよく、美しく
そして動きも何もかも
(さすがアカザ
)
と言いたくなるような
そういう描き方をしているんです。
紙媒体だとどうしても限界のある
色や動きなどを
美しく迫力のある画面で
この煉獄さんとアカザの戦いをみせてくれました。
映画のスタッフたちもまた、
「鬼滅の刃」をとてもとても愛しているんだなぁ
ということがよくわかります。
あぁ、書き出すと止まらないので
今日はこの辺で![]()
