映画「どですかでん」の原作である「季節のない街」には、
もはやワタシタチが使わなくなったような言葉が
時々出てくる。
閨房の秘事
なんて言葉は、きいたところで
しか浮かんでこない。
閨房の秘事とか閨房秘事というのは
<ケイボウノヒジ><ケイボウヒジ>
と読みます。
閨房というのは寝床、つまり寝室のことで
そこでの秘めたコトというのは
つまりはSEXのことです。
「どですかでん」に出てくる人の中には
夫がいながらも不倫をしてしまったオクサンとか
夫がいながら次々とオコトと<閨房秘事>を繰り返し
結果、父親の違う子どもを産み続けているオカアサンとか
出てきます。
いろいろ、なんでもアリ![]()
そんな中で、
ある二組の夫婦は
亭主が酔った勢い、ってことで
夫婦の組み合わせを変えてしまうんです。
つまりは夫婦交換、スワッピングってことですね![]()
「どですかでん」の舞台となる<街>には
共同の水道があって
その水道のまわりでは
いつも数人のオッカチャンたちが車座に陣取り
ああでもない、こうでもないと
井戸端会議を繰り広げるわけですが
もちろん、こんなことは
格好のネタになるわけです。
「どっちもどっちだけどさ、まああんな夫婦ってあるかねえ」
「こんにちさまが黙っちゃいないよ、こんにちさまがね」
「人目を憚(はばか)って浮気をするぐらいなら、
にんげん誰だって覚えのあるこった、
あんまりきれいな口のきけるにんげんはいやあしまいと思うけどさ、
あの夫婦たちのようにおーっぴらでやるなんてひどすぎるよ」
などなど、そりゃぁ、まぁ言われる言われる![]()
けれどもこの夫婦のおもしろいところは
まったくこのことで修羅場なんかにならないところ。
平然と<日々のくらし>が続いていく、というところです。
原作では、このエピソードに
牧歌調
というタイトルがつけられています。
言い得て妙だわ〜![]()
そしてね、映画の中では
この二組の夫婦が
色分けされているところが
とっても興味深いんです。
赤い壁の家に
赤いスカートのオクサンがいます。
黄色の上着、黄色のタオルは
もう一つの家のダンナサンです。
↑黄色の家はこんな感じ。
画像が粗いからオレンジ色に見えますが、
上の画像と同じダンナさんです。
いや〜、ガテン系のオッチャンたちがね、
ともかくキタナイのよ。
<二つの家庭を色分けする>
なんていう表現は、まさに映画ならではで、
ただ日雇いの仕事をして
稼ぎがよければ一杯ひっかけて
その場の勢いでオクサンを怒鳴ってみたり
戯言に及んだり。。。
次の日になればまたケロっとして
元の生活に戻っていく。
牧歌調とは、なんともたくましいものだと
見習いはせずとも、
そのあっけらかんとした生き方は
なるほどね〜〜とお見それした次第![]()
↓「どですかでん」の過去記事はこちらから。


