これはいったいなんのタイミング? |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

履きやすそうな靴を見つけたので

それを買ってその場で履いていくことにした。

 

「お客様の靴は白い靴なので

雨の日用の防水スプレーはいかがですか?」

との売り言葉に、

普段はスルーするのに今日だけはなぜか買うことにした。

 

激安の靴なので

スプレーの値段と変わらない。

 

(なんで買っちゃったんだろう?)

と思っていたら

帰りがけに強い雨が降っていた。

 

何かのタイミング。

そういうものがあるんだなぁと思う。

 

昨日はFacebookで

 

いや〜、元気だ私。
元気で働けるってことはすっごくありがたいことだよね。
いや〜、ありがたいわ。
体力のある体に産んでもらって感謝だわ(^。^)

 

↑こんなつぶやきをした。

心から、そう思っていた。

 

そのつぶやきをした後の電車の中、

友人のさだちゃんから電話があった。

 

(あらら、さだちゃんってばタイミングが悪いねぇ。

今は電車の中だから出られないよ)

笑いながら、折り返し電話しようと思っていた。

電車を降りて、さだちゃんからの留守電をきいた。

 

さだちゃんからの留守電は、

さだちゃんからではなかった。

さだちゃんの妹さんからだった。

 

「今朝、姉が亡くなりました」

は?

なに言ってるの?

何かの冗談だと思った。

 

高校を卒業して、

もう何十年もたっているけれど

私たちのクラスは、いまだに仲がいい。

 

さだちゃんと私は高校3年の時

同じクラスだった。

高校を卒業する頃になってはじめて

(なんだコイツは〜〜!

めっちゃおもしろいキャラじゃないかぁ)

ということを発見して

私はさだちゃんに近づいて

私とさだちゃんは仲よくなった。

 

高校の同級生だけど、

高校を卒業してからの方が

仲よくなった。

 

普段は離れているから

なかなか会えないけれど

会えばお互いに

自虐ネタなんか話して

笑い転げるのがいつものやり方。

 

そんなさだちゃんは

トールペインティングの先生をしているので

高校のクラスメート数人が集まって

<トールの会>というのを続けている。

 

私以上に、つながりの深い

仲間たちだ。

 

その仲間に訃報を知らせると

みんな<信じられない>と言っていた。

 

そうだよ、さだちゃん!!

だれもさだちゃんの病気のことを

知らされてなかったよ!

 

会えばいつだって

おもしろい話ばかりをして

みんなを笑わせてばかりいたじゃないか。

 

5年も前に余命告知を受けていたなんて

いったい誰が信じられるだろう。

 

何かのタイミング。

そういうものがあるんだなぁと思う。

 

それは

時に残酷な現実を

突きつけられたりもするけれど

それも含めて

何かのタイミング。

そういうものがあるんだなぁと思う。

 

なんで昨日にかぎって
雨が降る前に防水スプレーを使ったのか?
 
なんで昨日にかぎって
元気なことが
あんなにもありがたかったのか?
 
なんで昨日にかぎって
普段よりたくさんのお金をおろしたのか?
 
なんでこんなに早く

さだちゃんと会えなくなるのか?

 

こんな

答えの出ない問いを

これからも

考え続けていこうと思う。

 

さだちゃんのバカ!

早すぎだろ!!

 

「白と紫の花が大好きなの」

と言って

うちに遊びに来る時に

素敵な花束を持って来てくれたよね。

 

 

白い花と紫の花。

それを見たら

さだちゃんのことを想うよ。