捨てる時が来た |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

ちょっとリプログの多い記事になりそうなので、

最初におことわりを照れ

 

私にとって、葉山といえば、

この夏に共著を作らせていただいた藤田一照さんの茅山荘。

ここで、座禅会をやっていて私は年に一度くい参加させていただいてます。


 

↑本については、こんな感じ、ね

ここでご紹介していたイベントでも、

一照さんの含蓄のある楽しいお話をたくさんくきことができました。

 

 

そして私にとって、葉山といえば

友人が暮らしている場所でもあります。

先月、個展が終わったばかりの井口里栄ちゃんです。

 

https://ameblo.mom/pesomasami/entry-12319791092.html

 

 

 

↑個展についてはこんな感じ、ね。

今回の作品は、彼女の人生がいっぱい詰まった

本当に素晴らしい作品ばかりでした。

 

先日、久しぶりの座禅会に参加したくて、

前日から里栄ちゃんのお宅にお世話になっていたのです。

 

私たちは何十年にもわたって親交を深めてきているんですけど、

芸術論を戦わせるとか

お互いの絵について、ものを言い合うとか

そういうことは、ほぼなくてですねチーン

 

もっぱら食べ物の話と

日々の暮らしについて話をしています。

 

里栄ちゃんは料理が上手なのはもちろんですけど

ミシンを使い、針をもっての手仕事もします。

気に入ったものは大切に使うヒトです。

 

だから、先日の

↓コレ、このバッグももっていって

その継ぎ当てをみてもらいました。

ほめてもらいたくてビックリマーク爆  笑

 

https://ameblo.mom/pesomasami/entry-12328837013.html

 

 

もちろん、里栄ちゃんはたくさんほめてくれまして、

そうして、

「いいよね〜

ここまで手をかけちゃうと、愛情がわいちゃうし、

これはもう、捨てられないんだよね」

って言ってくれたのです。

 

「そうなんだよね〜

なんか、ますますお気に入りになっちゃってね」

と、私。

 

と、いつもだったらここで話が終わるはず。

なのに、この日は、里栄ちゃんからもう一言あったのです。

 

「でもね〜、これからは

ここから、あえて捨てていくんだよね。

そういうものを捨てる時がくるんだよね〜上差し

 

私はその時、なんて言葉を返したのか

おぼえていないんですけど、

(え〜〜、それはヤダなぁ)

って、心で思った。

と同時に、なんだかとても印象に残る言葉で

それはいつまでも、心のすみに残ったままだったのでした。

 

それから少したって、

私は出身地である岡崎市におりました。

 

https://ameblo.mom/pesomasami/entry-12330726303.html

 


 

はい、↑このイベントに参加させてもらったのでね、

そのために帰省した訳。

妹んちに厄介になりました。

 

駅まで迎えにきた妹に、

開口一番、こっぴどく叱られました。

 

「もう! 今までに何度も何度も頼んでるでしょ!!

お願いだから、そのバッグは捨ててちょーだい!!

もう、充分に使ってもらいました。

バッグはそれはそれは本望でしょう。

だから捨てて! お願い!!」

 

え〜〜

この帆布バッグは、この妹からプレゼントされたものです。

着物でも洋服でも持てるように、

セミナーの時に荷物が多ければ、

これに入れて使えるように、

そういう思いを込めて、プレゼントしてくれたものでした。

 

でも、それは<美しくある>ようにとの思いで

贈ってくれたものであって、

こんなにボロボロになって

継ぎ当てをしてまでも

おまけにTPOも顧みずに

持ち歩いて欲しいものじゃなかったんです。

 

妹が、私のことを

真剣に思いやって

言ってくれていることはあきらかでした。

 

この時にね、

里栄ちゃんに言われたことと

妹に言われたことが

一つになったの。

 

捨てる時がきたんだなぁ、と…。

 

私はこのバッグが大好きだし、

捨てちゃったら困ることも多いんだけれど、

でも、その時というのが、私からではなく

どこか向こうからやってきた。

 

妹に言われたからとか

ボロくなったからとか

そんな理由なんかではなくて

ただ、その時がきた。

 

バッグをていねいにたたんで、

お礼をいってから、

ゴミ袋に入れました。

(実はポワンと涙まで浮かんだ)

 

あぁ、これね。

まさに、ここが

愛情と執着の分岐点ね。

 

こんなに大事だったものを

執着に変えてしまってはかわいそうだ。

 

こうやってたくさんのヒトたちと出会いながら

あちらで言われたことと

こちらで言われたこととが

ある時突然、私の中でつながっていく。

 

生きる過程のなかで

消化とか発酵とか

抵抗とか迎合とか

いろんなことをくりかえしながら

あの時のことと、この時のことが

つながっていく。

 

 

道端の落ち葉に目をとめる。

 

そろそろこんな、お年頃照れ