これがなんの写真かと言いますと、
私が寝ているところから写した写真です。
咲夜はピラミッドのように積み上げられた
段ボールの横にお布団を敷きました。
「キャンプみたいで楽しいね〜」
と、ちょっとしたワクワク感が
……いや〜、激動の一日が終わりました。
長かったぁ
いろいろ書きたいことはあって、
また順番に書いていきますけれど、
引越しを終えた私の気持ちがどうなっていたかと言いますと、
〈まるでシルク・ド・ソレイユをみた後のような
〉なのでした。
圧巻の肉体を目のあたりにした時の、驚きと喜びであります
すごいもんを見せてもらいました。
それは朝の8時からやってきた引越し屋さんたちのこと。
若い男性が数人です。
「それでははじめさせていただきます」
と言ったと思うやいなや、
忍者のような(って、忍者、しらないけどね
)身のこなしで、
)身のこなしで、段ボールを2、3箱持ち上げると、
小走りに階段を駆け下りていきます
うちの夫はねぇ、
「引越し屋さんが大変だから」
と、段ボールが重くなりすぎないように、
本を半分入れたら、もう半分は布のような軽いものを…
みたいに配慮しながら梱包してたみたいなんですよ。
でも一度に2、3箱をかついでって…
配慮、いりませんでしたね〜
あれよあれよと、
あの山と積まれた段ボールたちは姿を消して、
ホントにみるみるうちに片付いてしましました。
「ご苦労様でした」
って、声をかけて、
車は新居に向かいます。
ここでお伝えしておきますが、
新居はエレベーターなしの5階です
(あ、遊びにいらっしゃるみなさん、
覚悟しておいてね、息があがるかもですよ
)
その5階へですね〜
また段ボール2、3箱持って、
駆け上がってくるわけですよ

そして時折、ふ〜〜っと息を吐いて
階段を駆け下りていく


こんな作業が数十回、繰り返されるのです。
この引越し屋さんのチームリーダー、
私たちは勝手に団長さんと陰で呼んでたんですけど、
この団長さんと、もう一人副団長さん、
この二人の動きが、とくに素晴らしかったんです
ふと気がついたら、団長さんはテレビを抱えて上がってきていて、
「これはどこに置きますか?」
ときいている。
「あ、ここにお願いします」
と言いながら、私たちはたまげておりました

見てはいけないものを見てしまったような…。
うちのテレビ、いただきものですが、
バカでかいです。
しかも‼️
イマドキ使ってるヒトのない分厚い奴ね。
後ろまでドドーンと分厚い旧式です。
あれを何食わぬ顔して、
作業のひとつってことで、
5階まで抱えてきた。
そしてまた、ゴムのサンダルを突っかけると、
風のように、階段を駆け下りていったのであります



団長さん、何者〜〜?
(いや、引越し屋さんですよね、わかってますけど、すごすぎる)
この前のブログで、
私の体を打ちのめした、あの本棚に至っては、
もう完全にスルー


団長さんと副団長さんで軽々と持ってきて、
「どこ置きますか〜?」
と言いながら、定位置にさっさと収めて、
走り去っていった。
何十回の作業のひ・と・つ。
たった一回、それも三階まで上げただけで、
根を上げて愚痴ってた私の立場はいったい…

そんな中、副団長さんが唯一、
「重てぇ〜〜」
と笑ってたのが、和タンスでした。
す、すみません

これね、タンス自体は重くなかったと記憶してたので、
中に着物を入れたままだったのですよ。
着物って、重いですよね
ごめんなさ〜〜い


副団長さんはとっても明るいヒトで、
何気ない一言で、作業中の雰囲気を
和やかで楽しそうなものにしてくれます。
夫の段ボールには「オレ」って書いてある
という話を前のブログで書きましたよね。
段ボールに書いてある中身の置き場所についてきかれた時に、
「あった、あった‼️
オレの段ボール、あったね〜」
とウケてくれまして、
それを運んでくる時に、
「これ、オレの部屋〜〜
」
と言いながら持ってくるのです。
副団長さん、あんなふうに自分も楽しそうに、
そして周りの人も、みているだけで近くにいるだけで、
楽しい気分にさせてくれて、
帰った後にも余韻を残してくれてます
作業が終わった後に、
「何か、やっておくことがありませんか?
力仕事とか、あったらオレたちがいる間に
言ってもらえばやりますよ
」
なんて優しい言葉もかけてくれちゃって



実は作業の途中で、
机の脚をまわして外したかったんだけど、
それができなくて、副団長さんにお願いしたんです。
もちろん、瞬殺であけてくれました。
「固いですよね〜〜
」
なんて、笑いながらね。
最後に洗濯機を設置して、
団長さんが動作確認をしてくれて完了です。
その時に、ちょっとだけ話をしたの。
作業中、なんでずっと小走りなんですか?
なんであんなに重いものを持てるんですか?
なにかスポーツとかで鍛えているんですか?
ききたくて、ききたくてウズウズしてましたもの。
答えはこうでした↓
チンタラ動いてたら、続かないんですって。
あの小走りは動きに勢いをつけるためのものらしい。
常に前のめりの体勢でガッといかないと、動きが止まってしまいます
というようなことを団長さんも副団長さんも言ってました。
団長さんは引越しのお仕事、今年で10年になるそうです。
あのテレビ‼️のことをきいたらば、
団長さんがお仕事をはじめた頃は、
あのタイプのテレビばっかりだったから、
それで鍛えられたとのことでした。
そしてやっぱり、
引越し屋さんには引越し屋さんの
筋肉や身体というものがあるのだそうで、
他のスポーツて鍛えたような若い子が入ってきても、
使う筋肉や身体の部分が全く違うので、
辛くてやめちゃうというヒトも多いそうです。
そうだろうねぇ。
引越し屋さんの身体
を作るところまで辛抱できた
団長さんや副団長さんのようなヒトたちが、
生き残っていく世界なのだよねぇ。
私はもう、心から絶賛しまくりで、
「いや〜、ホントにすごかったです。
いいもの見せていただきました〜
」
って賛辞がとまりません。
「そういっていただけると、
僕たちもすごく嬉しいです」
と団長さんは笑ってました。
この人、無愛想だから、
最初はちょっと怖かったのよね。
だけどチームをまとめる長として、
みんなをグイグイ引っ張って、
そうして誰よりも重いものを運んで、
誰よりもたくさん往復して、動いてた。
若いヒトたちは、どんどん入れ替わって、
でもその中からまた、
団長さんや副団長さんのようなヒトたちが、
残っていくのだろうね。
団長さんも副団長さんもまだまだ若い。
「今日はこれで休めるのですか?」
「いや、あと二件あります」
ですってよ〜〜


や、やっぱ超人だわ、
超人の集まりだわ〜〜



