ジェニファー・ジェイソン・リーという女優さんが気になってしまって、
他の映画も見てみたく、調べてみました。
ありましたよ〜
大好きなキャシーベイツと共演している映画を発見
これを見逃す手はない
早速、観てみましたら…
あぁ、やっぱりキャシーベイツは最高だ
すばらしい

というか、なにこの映画、
日本ではあんまりヒットしませんでしたよね
いや〜、ほんとにいい映画だったわぁ
邦題は「黙秘」ですが、
原題は「ドロレス・クレイボーン」です。
(ポスターもタイトルも、断然こっちの方がいいですね)
キャシー・ベイツのファンなら誰もが絶賛する
恐ろしすぎる映画「ミザリー」
(クリックすると予告編が〜
)
この映画でキャシー・ベイツは一躍有名になったわけですが、
この映画でミザリーという恐ろしい女性のイメージを
自身と同化させてしまったキャシー・ベイツが、
同じく主人公の名前を冠した
「ドロレス・クレイボーン」という女性になりきっています。
見事にミザリーを払拭しています。
この映画の中では、画面が18年という歳月を、
行ったり来たりします。
まだ娘が小さい頃、自分もまだ若かった頃のドロレスと、
娘が独り立ちした分、かなり老いてきてしまったドロレス。
ほとんどメイクの力を借りずに演じ切ってしまいます。
そしてどちらのドロレスにも、殺人の容疑がかかるのです。
はたして、ドロレスは本当に殺人という罪を犯してしまったのか〜
という映画です。
この映画、そんなわけで、一見サスペンスの衣をまとっていますが、
夫婦間のDVや、親子の性的虐待、
近親間憎悪、介護問題など、実に多面的な問題が
事件のそこここに点在しています。
犯人は誰だ?というサスペンスの映画じゃありません。
ドロレスという女性と、
そのまわりにいる人々の人生を
色濃く描いたヒューマンムービーです。
まわりにいる人々、その中の一人である
ドロレスの夫ジョー(演じたのはデヴィット・ストラザーン)がね、
もう、これでもかっていうくらい最低最悪な男なの

こんなふうに、観た者の怒りをかうような演技ができる
デヴィット・ストラザーンっていうのは大した役者だと関心します。
(↑あ、これはデヴィット本人ね。
見た目からサイテー感を醸し出しています)
もし、自分の夫がこんなだったら、
「自分が死ぬか? 相手を殺すか? さもなくば一生このままか?」
という三者択一の中で、一体どれを選ぶのでしょうか
そういえば「共喰い」という映画を観た時にも思ったのだったなぁ。
「そこまで性根の腐った男がいるんだねチクショウ
」
と思った時、
逃げるか
凍り付くか
攻撃に転ずるか
そこは運命の分かれ道です。
ドロレスは娘のために<このまま>を選ぼうと思い、
娘にために<逃げよう>とも思い、
娘のために<殺そう>とも思った。
三択の、三つ全部をやろうとしたヒトなんですね。
そして彼女(もはやこの場合の彼女とは、
ドロレスかキャシーかわからないんだけど)は、
悪態をつきながら献身する。
だから愛をなかなか受けとれないし、
彼女の愛はなかなか受けとってもらえない。
そんな切なさが、画面から溢れてきます。
決して幸せなラストシーンとはいえないけれど、
でも、ドロレスはこうして生きていくんだね
って、なぜか納得させられてしまいます。
ところで、そもそもこの映画を観るきっかけになった
ジェニファー・ジェイソン・リーについて、
なんにも書いていませんね、お気づきですか
この映画のジェニファーは病的で、エキセントリックで
頭は切れるけれど、とても不安定な女性セリーナを演じています。
「ヘイトフル8」があまりにも強烈だったせいで、
正直、ちょっと物足りない感じがしましたが、
凄い役者陣の中にあって、引けを取らないところはさすがでした。
スティーブン・キング原作
ってことで、どんなミステリーなのか〜〜ワクワク
って期待に胸膨らませたアナタ、残念でした
その期待にはこたえてくれないけれど、
質としては、極上の映画でした


これはオススメであります〜〜〜





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