「秒速5センチメートル」 |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

大ヒット映画「君の名は。」

 

これを観ましての感想は、

 


 

いい映画だと思う。

 

いい映画なのだけれど、

 

私は感動に打ち震えることはなかった。

 

そんな話をしておりましたら、

 

20代男子が、

 

「だったら『秒速5センチメートル』がいいよ」

 

とすすめてくれました。

 

 

なるほど、そうか。

 

「ナウシカ」や「ラピュタ」の後で、

 

「もののけ姫」が世界的な大ヒットとなったように、

 

こういう作品があってこその

 

「君の名は。」の大ヒットなのだなぁということがよくわかりました。

 

私は「君の名は。」では、

 

スマホでのやりとりに違和感がある

 

ということを書きました。

 

こちら「秒速5センチメートル」では、

 

手紙のやりとりに、ちょっとだけ違和感

 

でありました。

 

<手書きの手紙が書ける男子>というのは、

 

団塊の世代以降、絶滅した。

 

という個人的な偏見を持っている私は、

 

手紙の書ける中学生男子が現存するということを、

 

にわかには信じがたいのです。

 

中学生女子からの手紙に、

 

ちゃんと対応した手紙を、

 

はたして中学生男子が書けるものなのか?

 

それができるならば、

 

たぶん、主人公の貴樹くんは絶滅危惧種なのでしょうポーン

 

風で飛ばされた手紙には何が書いてあったのか?

 

ものすごく知りたいと思う。

 

中学生に恋愛なんてできっこない

 

などとは、ちっとも思ってなくて、

 

あの頃の、純粋に心と心と惹かれ合っていく

 

魂が震えるような感情は、

 

宝物だと思っているのです。

 

でもね、

 

「まだまだ中学生、そんなヤツらが恋愛なんて…」

 

というオトナたちの声に、惑わされていたなぁ、私は笑い泣き

 

だから、この「秒速5センチメートル」を観ると、

 

確かにあった、あの頃の純粋さ、もろさ、傷つきやすさ

 

などを思い出して、胸がキュ〜ンと鳴っていました。

 

しかしながら、いるかもしれないけれど絶滅危惧種。

 

その貴樹くんに感情移入している若者(特に男子)は多いんだなぁ

 

ということがわかって、そのことが興味深かったです。

 

若い男子はかなり繊細なヒトが多いということですね。

 

それから、もうひとつ驚いたことがびっくり

 

ネタバレですけど、この映画は、

 

悲恋のまま、終わります。

 

二人が結ばれることはない。

 

でね、その終わり方に、

 

「衝撃を受けた」

 

「今までで一番悲しい終わり方」

 

「せつなすぎる」

 

というレビューをたくさん見つけたこと。

 

たまたまのシンクロですが、

 

私は小学校に上がる前、

 

「人魚姫」

 

という絵本を読んで、衝撃を受けた訳です。

 

その話をしたばっかりだったの。

 

え? めでたしめでたしじゃないの?

 

これって、人魚姫がかわいそうすぎるんじゃないの?

 

かわいそうで、かわいそうで、夜の寝られないほどだったのです。

 

…小学校に上がる前にショボーン

 

…えっと、それと同じようなことを、

 

若いみなさんは、今思っているのでしょうか?

 

だとしたら、えいっ、ここはエラそうにもの申してしまおう。

 

古今東西、悲恋を扱った物語は、それこそごまんとあるんです。

 

名作ぞろいであります。

 

あの! 別れること、失恋すること、

 

相手が自分の思い通りにはならないということを

 

深く理解いたしましょうよショボーン

 

あるのよ、結ばれないことは笑い泣き

 

現実的には、あるんです、ツラいけどもさ笑い泣き笑い泣き

 

若いヒトたちが、悲恋のラストシーンに落胆するのを知ったとき、

 

本当に若いヒトたちは、

 

自分からヒトが去っていくということが怖いんだなぁ

 

それだけは阻止したいと、ものすごく思っているんなだなぁ

 

ということを感じたのでしたガーン

 

どの世代だって、そりゃあツラいですよあせる

 

でも、その死にたくなるようなツラさは

 

それが小さくなるまで耐えるしかないと、

 

心のどこかでわかっていた。

 

そのツラさを抱えたまま、

 

学校に行き、職場に行き、

 

トモダチと笑って、いろいろがまんして、

 

夜中に布団の中で泣いたり、

 

あるいは我慢しすぎてこじらせたりして、

 

それでもなんとか生きてきた。

 

異性にフラレたことないヒトも、

 

世の中にはたくさんいるのだろうけれど、

 

思いは受け入れられなくて、

 

あるいはすれ違ってしまって、

 

うまくいかなくて、

 

それでも生きてるヒトは

 

たくさんいるのですよね。

 

だからお前もがんばれ乙女のトキメキじゃないのよ!!

 

う〜〜ん、ツラいよね〜〜ショボーン

 

でも、生きていこうね照れ

 

なんだよねラブラブ

 

で、「秒速5センチメートル」ですが、

 

中学生の恋愛を切り取った一部は

 

とてもいい短編でしたが、

 

三部作が、一部二部三部と進むにしたがって、

 

だんだんとお話が散漫になってしまった感はいなめません。

 

実験的な要素も多い作品かと思いますので、

 

そこは作者さんも承知の上かもしれませんが…。

 

三部目でもあるとおり、

 

若いうちに、自分にとってあまりにも

 

純粋で大切な恋愛を経験してしまうと、

 

(それ以上はないな)

 

というアキラメをもってしまう男性は、わりといる気がいたします。

 

だから、

 

「1000回メールしても、心は1センチくらいしか近づけなかった」

 

なんて、相手の女性に言われてしまうのよね。

 

それでも、大方のヒトは、

 

別のヒトと、恋愛したり結婚したりして、

 

生きてはいくわけなのですが…笑い泣き

 

ロマンティックなのは男性の方だと、あらためて感じた次第。